『三代目 J Soul BROTHERS』『EXILE』で“がんちゃん”の愛称で親しまれる岩田剛典(29)が26日、東京・品川のステラボールで映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(監督:柴山健次/配給:松竹 LDH PICTURES)公開直前イベントを女優・杉咲花(20)、主題歌を歌う女性パフォーマンスグループ『E-girls』のSAYAKA、楓、藤井夏恋、YURINO、須田アンナ、鷲尾伶菜、坂東希、佐藤晴美、石井杏奈、山口乃々華、武部柚那とともに開いた。
漫画家・有賀リエ氏が『Kiss』(講談社)で連載中の作品が実写映画化。事故で車イス生活になった建築士の主人公・鮎川樹(岩田)と、樹に初恋の思いを寄せていたインテリアコーディネーターのヒロイン・川奈つぐみ(杉咲)とのラブストーリー。好きだけでは超えられないさまざまな壁を前にした2人のすれ違う気持ち、そしてその未来が描かれる。
イベントはまず、『E-girls』による主題歌『Perfect World』の生パフォーマンスから開幕。圧巻のパフォーマンスで作品の世界観を表現したが、続けて登場した岩田が「きょうを本当に楽しみにしていたんです。まさか『E-girls』さんのライブが観られるなんて……。本当にキレキレでしたね。STAGE袖で観てましたけど正面で観たかったです(笑)」と、ちょっと悔しがりつつ、「これ以上にないくらい映画と音楽がマッチした作品になっていると思います」と、しみじみ。
杉咲も『E-girls』のパフォーマンスに「鳥肌を感じながら観させて頂きました」と、感激しており、鷲尾は「責任重大なので、少しでも心に残るパフォーマンスをと思いました」と、胸をなでおろしながらコメントを寄せた。
いよいよ公開も近くなり岩田は「ちょっとドキドキしますね。昨年6月の暑い時期に撮影したんです。撮影現場に行くのが楽しくて仕方ないぐらいの現場で、自分にとっても大切な経験になりました」と、撮影を振り返る。
『E-girls』全員ですでに本作を観たそうで、それぞれからコメントも。「タイトルの意味も、どんな環境でも、2人の愛があればそこがパーフェクトワールドなんだなって」(鷲尾)、「涙なしでは観られない作品だなって」(佐藤)、「この作品を観て、本当の愛とはこういうものかって思いました。私達もいつか本当の愛をつかめるようにと思いました」(藤井)と話したり、実は杉咲と坂東が同級生だったということが明かされ2人が気恥ずかしそうな姿を見せる一幕もあった。
イベント後半には、今までの人生で泣きそうになるくらい感動した話はないかでフリップを交えてトーク。『E-girls』は佐藤が代表して『涙の「オツカレ」』とし、11人でのライブツアーのファイナルでスタッフからの「オツカレ」の横断幕に涙したという思い出を披露したり、『クランクアップ』とした杉咲は、本作の自身のクランクアップに岩田が駆けつけようとしてくれた気持ちが嬉しかったとも。
岩田はといえば、『三代目JSBオーディション合格』とし、「オーディションの時期、肉体的にも精神的にも追い込まれていたんです。いまの事務所のEXILE・HIROさんから合格の発表があったときに張り詰めていたものがほどけるというか、いきなり涙がドバーッってでるというか……。あの経験はそうそう経験できないなって。そのときの記憶が鮮明に残っているんです」と、そのときの感動を思い出したのか、少し声を震わせていた。
岩田から、「誰か1人には感情移入できる作品だと思います。みなさんが感じたことを、多くの方に広げていってもらえれば嬉しいと思います。それと花ちゃん史上一番カワイイのではないかと思いますよ!」と、杉咲を照れさせるコメントで沸かせるなか終演を迎えていた。
映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は10月5日より全国ロードショー!