映画『かごの中の瞳』トークショーが開催！
ブロガーで作家・はあちゅう（32）、セクシー男優・しみけん（39）が27日、東京・六本木のキノフィルムズ内で映画『かごの中の瞳』（監督・脚本：マーク・フォースター／配給：キノフィルムズ・木下グループ）公開記念イベントに登場。事実婚発表後初2ショットを披露し、関係円満の秘訣などをトークした。
視力を失った妻・ジーナ（ブレイク・ライヴリー）が、手術で視力を取り戻したことをきっかけに、夫婦の愛が揺らいでいく姿を描いたサスペンス作品。現在公開中の映画『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター監督が手がけたということでも話題だ。
これまでにインタビューなどで2ショットはあったが、イベントでの2ショットは初。それだけにはあちゅうは「ソワソワしますね。お互い表での仕事モードのことをかかわり合わない方がうまく行くんじゃないかと思って、ちょっと避けてきたところだったんです」と緊張気味で、しみけんも「はあちゅうからは『変なこと言うなよ』と、言われているので口数が少なくなるかも」と、苦笑いしながらスタートを切る。
普段から映画を観て感想を言い合うことがあるという2人。しみけんが「ケンカになることあるよね」というと、はあちゅうが「私は『シン・ゴジラ』で、けんちゃんは『君の名は。』なんです」といい、本作でも意見がぶつかるかに思われたが、「でもこの作品は意見がバッチリ合って2人とも面白い」と、合致したそうだ。
作品へ、はあちゅうは、「長年一緒にいる相手でもお互いが知らない顔を持っているんだなとか、実は愛じゃなくて依存なんじゃないかと考えるきっかけになるんじゃないかなって。目が見えていないときの方が世の中が見えていて、目が見えてからの方が、実はいままで見ていた世界が夫の見ている世界だったと見えて、“見える、見えない”がひっくり返るような感じでしたし、深い世界観に引き込まれましたね。カップルで観るとちょっと怖い気持ちになってしまう作品かも」と、感想を寄せればしみけんも「非常にハラハラする展開で面白くて。目が見えるようになって幸せになるはずが、すれ違っていくという物語の展開が人間っぽいなって。『見えるより見失う』というのがすごいですよね」と、うなずいた。
話が2人の事実婚のことへ。普通に結婚することと事実婚の違いへ、はあちゅうは「結婚しているのと事実婚ってすごく違うわけではないんです。わかりやすい言い方だと結婚だと戸籍が一緒になるんですけど、事実婚だと住民票の記載に『妻（未届）』というふうに書いてあるだけなので、そこで名字は別々になったままというのは違うかもしれません」と、説明。
続けて、はあちゅうは「よく既婚者の友達が『離婚しやすいよね』って言って。夫婦の危機を迎えている友達とかが今後どうしようと考えている友達が、『離婚は家族を巻き込んでいてすごくしづらい。事実婚だと名字も変わらないし、自分の意思で別れて別の道に行けるというのはいいね』っていうふうに言われたりします」と、友人から言われたことを引き合いに解説。
一方、しみけんは「10年前に法律婚してバツイチなんですけど、離婚されるときはパッといった感じだったけど」と、しみじみ話し、はあちゅうは「つながったご縁を解く方が難しいと思うんです。そういう面では縁が切れやすいと取られるかもしれないですけど、それを意思でつないでるというのが醍醐味というかなのかもしれません。たとえば私が引っ越したら解消ということになるので」と、考えを披露していた。
そんな関係の2人なだけに、2人の間でのルールがあるそうでしみけんは「最終手段が『別れよう』だけはやめようといっているんです。それは話し合うってことを放棄しているので」と、改善してほしいところを徹底的に話し合うのだそうで「言葉のチョイスは考えますけど、本音を話せないって嫌じゃないですか。話し合いが大事ですね」。
さらに、LINEを使っても遊びのような“ルール”があるらしく、はあちゅうは「『目線』って2文字漢字で送ったら、お互いに目の前にいる人とか、食べてるもの、景色とかを送り合ってます。じゃんけんのような遊びです」といい、「いくつか独自のゲームがあるのが秘訣かもしれません」とのことだった。
イベント後半には作品にちなんで、はあちゅうのしみけんへの“愛”をテストするゲームが開催。こちらははあちゅうが目隠しをして、しみけんを入れた4人の男性の首元の匂いだけでしみけんを当てられるかというもの。結果は正解こそ出なかったが、何度も笑いが起こるものとなり、幸せそうな様子も見せていた。
映画『かごの中の瞳』28日よりTOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー！
ゲームで急接近する2人
