声優・宮野真守が27日、東京・新宿バルト9で『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア キラキラパティスリーがスイーツの オールスターズメモリーズ <街・パリ>に出店!?』(監督:宮本浩史/配給:東映)初日舞台あいさつに登壇した。
『プリキュア』シリーズ15周年を記念した作品で、2004年2月から放送が始まった『ふたりはプリキュア』と、現在放送中の『HUGっと!プリキュア』の夢のコラボが実現。2年半ぶりのオールスターズも復活し歴代55人のプリキュアが活躍するという壮大なものとなっている。宮野は映画ゲスト声優でプリキュアたちの前に立ちはだかるミデン役を演じた。この日は、『HUGっと!プリキュア』からキュアエール/野乃はな役・引坂理絵、キュアアンジェ/薬師寺さあや役・本泉莉奈、キュアエトワール/輝木ほまれ役・小倉唯、キュアマシェリ/愛崎えみる役・田村奈央、キュアアムール/ルールー・アムール役・田村ゆかり、『ふたりはプリキュア』からキュアブラック/美墨なぎさ役・本名陽子、キュアホワイト/雪城ほのか役・ゆかなが登壇した。
ゆかながあいさつ中に「ねえミデン」と、いきなり宮野にパスして、心の準備ができてなかった宮野は大焦りといった一幕もありつつ、客席を見回した宮野は「これを老若男女というんでしょうね。プリキュアがいろんな世代の方々に愛されて、いろんな思いを抱いてもらったと思います」と、しみじみ話しつつ、「このタイミングでゲストとして呼んで頂いて嬉しかったですし、一生懸命立ち向かった作品です」と、込めた気持ちを。
『ふたりはプリキュア』のファンだったという宮野だが、本作でのミデンは、プリキュアの思い出を吸い取りその技などをコピーするという能力を持っており、劇中たくさんのプリキュアの台詞も言ったのだとか。「いろんなキャラの台詞を演じさせてもらうというので、最初はマジか!?と思いました(苦笑)。男の僕に可愛らしい声が出せるわけではなないと思ったのですが、ミデンが楽しんでいると思ったら僕自身も楽しくなってきて。なにより伝説のセリフをいっぱい言えたので、マジ『ぶっちゃけありえない!』と思いました」と、『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさの名台詞を引き合いに感想を寄せる。
さらに、『ふたりはプリキュア』に出てくる必殺技の「プリキュアマーブルスクリュー」をアフレコ現場で生で聴けたことには「『本物!』って言っちゃいました」と、テンションがあがったとも。
ほかにも、田村奈央から泣きそうになったシーンについて、「個人的に泣いたのが、キュアエールとミデンの雨が降っているシーンで、ミデンが『僕はこんなにひどいことしたの』というシーンなんです」というと、宮野は「あそこは台本を読んだときもつらかったです」と振り返ったり、「ミデンが何をほしくて、何が切なくてというのを表現できればと思って演じていました」と、演技プランを明かすこともあった。
イベント終盤には本作が『アニメ映画に登場する最も多いマジカル戦士の数(Most magical warriors in an anime film)』でギネス世界記録(R)に挑戦中とあり、その結果認定と発表。このことに引坂や本名がコメントするなか、またもいきなりいまの気持ちを求められた宮野は「僕ですか!?」と、ビックリしつつも「そうですねぇ……棚からぼた餅です(笑)。ギネス作品に出演できるなんてなかなかないですし、マジカルウォーリアっていうんだって」と、話して笑いを誘っていた。
記念撮影中にはカメラマンから「マジカルウォーリアっぽいポーズを」との声が飛び、さまざまなお茶目ポーズをとってイベントの盛り上げに一役買っていた。
『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア キラキラパティスリーがスイーツの オールスターズメモリーズ <街・パリ>に出店!?』は公開中!