『劇団EXILE』の青柳翔(33)、町田啓太(28)、鈴木伸之(26)、秋山真太郎(36)、八木将康(31)、小澤雄太(33)、小野塚勇人(25)、佐藤寛太(22)が1日、東京・EXシアター六本木で映画『jam』(監督・脚本:SABU/配給:LDH PICTURES)舞台あいさつをSABU監督(53)と開き、司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
虚無感を抱えるアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)、瀕死の重傷を負った彼女の意識回復を望み毎日を“善いいこと”を貯金して必死に生きるタケル(町田)、刑務所からシャバに戻りヤクザへの復讐に身を焦がすテツオ(鈴木)の3人が主人公。彼らのストーリーが同時間&同じ街で交差し絡み合ったときそれぞれの人生の“因果応報”が巡るという作品。第31回東京国際映画祭(TIFF)の「特別招待」正式出品されていることから、同所でのイベント開催となった。
上映後イベントが開催されることとなったが、暗転した場内で和太鼓がステージに設置されると、佐藤、小澤、小野塚、八木、秋山の5人が登場し3分以上にわたって華麗な太鼓のパフォーマンス!しかも、それが終わった直後には青柳が客席の間からタケルとして演歌の歌唱しながら現れるまるで“歌謡ショー”のようなサプライズもあり、場内は熱狂というなかでイベントのスタートを切った。
青柳は東京国際映画祭での上映へ喜びを口にしたり、ほかのメンバーは流暢な英語であいさつする者もいれば、適当な英語であいさつする者もいたりと、和気あいあいで笑いにあふれる。
そして撮影の話題へ。青柳は「現場では監督に楽しくディレクションしてくださり、遊び……一生懸命撮影させて頂きました」と話したり、町田は「ブラジャーを拾って持ち上げるシーンがあるんですけど、『あっ、落ちましたよ』って感じで言ったら、SABU監督から、『もっと嬉しそうに言ってください』とか言われて」と、戸惑いがあったとも。
鈴木は、台詞がなくアクションで魅せる役どころだったことへ「台詞がなかったので、思い切りアクションに集中できました。北九州で撮影していたので、みんなでご飯を食べに行ったりして」と、いい雰囲気だったようだが、「それぞれが交差するシーンが少なかったので、全員が集まるシーンが少なくて」と、少し寂しげ。
とはいえ、「すごく寒かったんですけど、誰もケガもせず事故もなくできてよかったです」と、鈴木は胸をなでおろす。しかし、秋山が「鈴木に回し蹴り食らうところがあるんです。かなり激しいキックを食らって、“ヴォェ”ってなかなか出さない声を出しました」と、“被害”に遭っていたことを告白していた。
最後に青柳が「なかなか、『劇団EXILE』が集まるという体験をさせてもらうことはないので、たくさんの方に観て頂けるように頑張っていきたいと思います!」と、抱負を語っていたところ、SABU監督が「『jam』より『jam2』の方が面白いですよ」とまだ見ぬ続編を言い出し青柳が焦りながら「まだ撮ってないですよ!」と、ツッコミ!
しかし、SABU監督は冗談だけでそう言ったつもりではなかたようで、再び「『jam2』の方が面白いですよ」と、早くも続編を熱望する姿を見せていた。
映画『jam』は12月1日より新宿バルト9ほか全国公開!