岡田将生が映画『家族のはなし』イベントに登場！
俳優・岡田将生（29）、時任三郎（60）、田中レイくん（6）が13日、東京・新橋のスペースFS汐留で映画『家族のはなし』（監督：山本剛義／配給：KATSU-do）舞台あいさつ付き親子特別試写会に登場した。
お笑いタレント・鉄拳による温かい家族の姿を描いたパラパラ漫画が原作。リンゴ農園を営む優しい両親のもとを離れ、上京しバンド活動をはじめた1人息子・拓也（岡田）。温かく見守る両親に苛立ちをぶつける拓也だったが、バンド活動に挫折したうえ、大学も中退。失意のうちに帰郷することになってしまうのだが……。
上映後、温かな雰囲気の場内に2人が登場。作品の話が来たときのことへ岡田は「鉄拳さんの漫画を読ませていただい時に温かい気持ちになりまして、観終わった後に温かい気持ちになってほしいと思って作りました。観てくださる方々がそうなってくれたらいいなと思っていたので、いまみなさんのお顔を観て満足です」と、手応えを感じたよう。
拓也を演じるうえで岡田は共感する部分も多かったようで「僕自身、20代前半はいろんな壁にぶち当たっていました。誰にもぶつけられない苛立ちは僕にもあって、それを思い出しながら……思い出しながら演じました」という。
そこで司会から反抗期はあったのかという質問が飛ぶと、岡田は「ありましたー、ありましたー、反抗してましたー」と、なぜか軽い口調で言い場内を爆笑させ、「重く言うことでもないけど、軽く言い過ぎました。ふざけちゃってすいません」と、さじ加減を間違えたと苦笑い。そして「反抗はさせてもらってました」と言い直しつつ、「思春期のときは両親にありがとうと言えなかったり、素直になれなくて母親と話せなかったり、その間をお父さんに取り持ってもらいました」と、しみじみ。ちなみにその反抗の期間へは「半年くらいですかね」と、意外と短かったことも告白し客席を沸かせた。
続けて、拓也の父を演じた時任との共演の話題へ。岡田は「こんな格好いいお父さんがいたらねぇと思いますよ（笑）。役として優しくされればされるほど、こっちも苛立っていくという感じで僕も自然となっていったんです。時任さんは役と同じように穏やかにいてくれるのが嬉しくて、すごく勉強させてもらいました」といえば、時任も「僕も苛立ってくれればくれるほど、やりやすくて」と、お互いを認め合う様子も。
そんな時任とは休憩中はほのぼのと過ごしていたようで、岡田は「TV一緒に観てましたよね。ちょうどオリンピックで、『羽生結弦くん！』観てました」と、2人で羽生選手の部分をハモらせ、時任は「向こうで『撮影本番！』って言ってるのに、コタツでウオーってなってて」と、ハッスルしていたそうで、「待ってる時間は羽生くんをずっと観ている素敵な時間でしたね」と、楽しげに振り返っていた。
イベント後半には、幼少期の拓也を演じたレイくんも交えてトーク。レイくんから岡田へ「優しくて、格好いいです」と評価があり岡田から笑みがこぼれたが、「さっき楽屋で僕と年齢のこと話していたんだよね、何歳に見えるかな？」と、尋ねるとレイくんが「19歳」と即答。これに気を良くした岡田は「僕まだ高校生役できると思いました」と、ニッコリ。さらに、レイくんは時任にも「19歳」といい、まさに和気あいあいという様子だった。
映画『家族のはなし』は23日よりイオンシネマでロードショー！
