俳優・小澤廉(27)、吉倉あおい(24)、毎熊克哉(31)、財田ありさ(26)、矢柴俊博(47)が1日、東京・シネマート新宿で映画『新宿パンチ』(監督:城定秀夫/配給:AMGエンタテインメント)初日舞台あいさつを城定監督とともに開いた。
パンチ頭で女好きの主人公・道場方正(小澤)が新宿歌舞伎町に上京してきて、スカウト合戦に巻き込まれるという物語。同業者との抗争、苛烈な暴力による圧力など、バイオレンスな要素もある作品だ。
劇中衣装そのままに登場し、小澤に至っては道場と同じパンチ頭姿という気合の入りよう。そんな少しコワモテな小澤だったが、本作が自身初単独主演映画となり「みなさんのかげで主演を演じることができました。そんなみなさまを前に舞台あいさつができて嬉しいです」と、真摯に万感の思いを語った。
話が来た時に道場の設定が童貞で100人の女に振られているパンチパーマということで、「情報過多という感じでパンチきいてるなって(笑)。でも、演じる甲斐のある役どころだなって感じました」と、楽しんでいたという。
撮影中には「監督から自然な演技をと最初に言われたんですが、バッティングセンターのシーンで荒ぶるところがあるんですけど、監督が『もっといけるんじゃないの!』って言ってたのが印象的でした」と、焚きつけられたのだとか。その後、「取材のインタビューで『小澤くんだからできた役』と言っていたのを見たのは嬉しかったですね」と、気持ちもアガったそうだ。
あいさつ中、小澤は吉倉をチラチラ見ながら「きょう背が高くない?今日は晴れ舞台ですぜ。僕の心の防衛線が……」と、自身の身長より高い吉倉をくさす。その吉倉について小澤は「一緒に逃げるシーンがあるんです。僕足が速いと思っているので、吉倉さんに『速すぎたら無理』という信号送ってねといったんです。でも、吉倉さんの方が足が速くて、僕のこと追い越そうとするんですよ……」と、言い出すことに。
これに吉倉は「正直なことを言うと遅いなって。あのときヒールも履いていたんですけれど、あれ遅いなと思って、これは私が本気を出しすぎているんだと思って」と、追い越してしまいそうにもなったとイジりだし、小澤は「速すぎると引っ張ることになっちゃうから……」と、捨て台詞を吐いて会場を沸かせた。
ほかにも舞台あいさつ中、吉倉のイヤリングが床に落ちてしまい、それを小澤がフォローしようとすると、別の人にフォローされてしまっていいところを見せられなかったり、記念撮影でも「小澤さんに高さを合わせて」というリクエストが飛んだり、果ては「小澤さんがみなさんの高さになるように背伸びしてください」というものまで飛び、キャスト・マスコミからも愛されキャラがさく裂して、イジられまくりの笑いの絶えないものとなっていた。
映画『新宿パンチ』は1日よりシネマート新宿ほか全国公開!