『Pen クリエイター・アワード 2018』授賞式が3日、都内ホテルで開かれ俳優・吉田鋼太郎(59)、稲垣吾郎(44)、女優・松岡茉優(23)らが表彰台に立った。
カルチャー・ライフスタイル誌『Pen(ペン)』(CCCメディアハウス)が、その1年で最も活躍したクリエイターをたたえる賞で、昨年創設されたもの。
吉田は、受賞へ「大変恐縮です。もっともっとたくさん活躍した方はいらっしゃると思うんですけど、本当に僕に頂いてどうしていいかわからなくて」と、戸惑いを口にしつつ、今年4月から1クールで放送されたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で、主人公・春田創一(田中圭)へ密かに思いを寄せる会社の部長・黒澤武蔵役を好演したことへ「『おっさんずラブ』が評判になりまして、田中圭くん、林遣都くんをはじめ、キャスト、スタッフの方みなさんの最大チームワークがあって、みんなで頂いた賞だと思います」と、しみじみ。
さらに、来年の抱負として「『おっさんずラブ』を観ていただいた方に熱い思いできることなら僕ら役者は続編をと思っています。飲み屋ではもっぱら話していてやれたらいいなと思います」と、期待を寄せた。
松岡は、今年映画『万引き家族』に出演しカンヌ映画祭の現地に行ったことが印象的だったようで、「人間のつながりの形を映画で表現できるんだなって感じました。ドラマもバラエティーも頑張りたいですが、映画という分野で、世界の方々と交流できるような女優さんに」と、気持ちを伝える。そこで司会から世界に羽ばたくのはどうかと声をかけられたが、ブランドのGUCCI(グッチ)を「“ジューシー”カワイイですねと言っちゃって、私が世界に羽ばたくには英語力が足りないですね」と、苦笑いだった。
稲垣は、受賞へ「本当に嬉しかったです」と笑みを見せ、「去年から環境の変化があり、『新しい地図』というものを草なぎくんと香取くんと始めさせ頂いて、多くのファンの方がついてきてくださって。こんな場に立ってお仕事に恵まれているというのは夢にも思っていなかったです。男性の方にも支持して頂けるように頑張りたい。今年は贔屓目にして頂いた部分もあると想いますけど、来年はやっていることを見られることになると思います。仲間のみなさんと地図をさらに広げて高みを目指していきたいと思います」と、スピーチしていた。
トークセッションでは同日に『2018ユーキャン新語・流行語大賞』が発表され「そだねー」が大賞に輝き、『おっさんずラブ』も大賞にこそならなかったが、トップテン入りもした。そのことにかけ、3人自身の今年の流行語はないかとの質問が寄せられたが、吉田は大賞にならなかったことの方がショックだったようで「残念……極まりないです」と、肩を落とす。司会が念おためもう1度流行語を尋ねると「いやだから、『おっさんずラブ』です」と、ピシャリ。
すると、稲垣も乗っかり、「流行語……『おっさんずラブ』かな」と、吉田に向かって頭を下げ、吉田も頭を下げると、“頭の下げ合い合戦”を繰り広げ、間に挟まれた松岡も「真ん中に挟まれて、私もオセロみたいに『おっさんずラブ』で」と、局地的に『おっさんずラブ』が流行語として流行るという、楽しげな一幕も見られた。
※追記にともないタイトルも変更しました。