俳優・中村倫也(31)が5日に開催された『Yahoo!検索大賞 2018』のパーソンカテゴリーの俳優部門を受賞し、会場に登場した。
『Yahoo!検索大賞』とは、Yahoo!検索のデータをもとに、前年に比べその年に検索数が最も上昇した人物、製品、作品を選出し、表彰するというもの。2014年から創設され毎年イベントを開催。今年は『パーソンカテゴリー(10部門賞)』、『カルチャーカテゴリー(6部門賞)』、『ローカルカテゴリー(47部門賞)』とともに平成最後の年ということで『スペシャル部門賞』として平成生まれの著名人の男性・女性も選出する。
中村はドラマ『ホリデイラブ』『崖っぷちホテル』など、多くのドラマあ映画、CMに出演。どんな役でも演じきる“カメレオン俳優”として注目を浴びており、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』では“マアくん”を好演した。
ともに検索されたワートとしては、『インスタ』、『ダイワハウス』、『半分青い』、『ホリデイラブ』、『ウシジマくん』、『崖っぷちホテル』、『写真集』、『下町ロケット』、『あさイチ』、『カメレオン俳優』などとなった。
会場で中村は「ついさっきまでピンと来てなかったですけど、このトロフィーの大きさ重さが、みなさんの1クリックの結集なんですよね。ありがたいですね」と、笑みを見せた。
今年を振り返って、『半分、青い。』への出演は大きかったようで、司会の今田耕司(52)が「鈴愛をあんな振り方をしたらダメやわ」と声をかけると中村は「現場でも(鈴愛を演じる永野)芽郁ちゃんと、2人で『この2人付き合っちゃえばいいのに』と言ってました」と、裏話を披露。
さらに、今年は多忙だったようで「今年の春はすごかったんですよ。4本くらい同時にドラマを撮ったり『半分、青い。』や、『崖っぷちホテル』というドラマでシェフもやって。役柄が全部バラバラで、自分でもビックリするくらい。どれも今年は強烈でした」と、苦労したそう。それだけの役作りについてコツを今田が問うと、「1つだけです。台詞を覚えていくっていうことだけです」と、クールな返答も。
“カメレオン俳優”ともいわれるが、本人からすると最近演じるものはそうでもないと思っているそうで「僕も俳優を14、15年になりますけど、結構役の幅が狭まった方なんです。昔は外国の貴婦人とか、シェイクスピアの女形とか、ハリネズミ人間とかもやったことがあるんです。だから、人間の男性になっただけで、だいぶ狭まりました」と、ひょうひょう。
また「正直ここだけの話ですけど……」と声を潜めつつ「まだバレてないなという感じがしているんです。でも実際はビビリ倒しています。気弱といいますか、ビビリな人多いですね」と、苦笑い。そんな中村の心の癒やしは「無心になって、ウサギの動画を見ていることがあります。気がつくと夜中3時くらいになっているときがあります。飼いたいんですけど、いまはハムスター2匹と古代魚を飼っているので」と、意外な趣味も披露していた。
今田からは「いまモテるでしょ?」と、グイグイ迫ったが、「それが、分からないんですよ(苦笑)。もしかしたら僕が鈍感なのかもしれないですけど、僕の耳にぜひ届いてほしいですね」と、サラリと受け流し、タイプはどうかと問うと「もうすぐ32歳になるんですけど、なんかもう分からなくなってきましたね。なんかあったんでしょうけど、僕のこと好きでいてくれたらいいやって思うようになりました」と、サバサバと話していた。
「今年は影響を与える役が多かったので、来年は影響をされるような受けの芝居をと思っています」と、抱負を語ったり、プライベートでは「ゴルフをやってみたいです。道具を買いそろえようと、友だちに聞いています」とのことだった。
※追記にともないタイトルを変更しました。