劇場アニメーション『ドラゴンボール超 ブロリー』公開記念舞台あいさつが15日、東京・丸の内TOEIで開かれ孫悟空役の野沢雅子、ブロリー役の島田敏、ベジータ役の堀川りょう、フリーザ役の中尾隆聖、チライ役の水樹奈々、レモ役の杉田智和が登壇した。
人気アニメ『ドラゴンボール』の劇場作品20作目となる本作。今まで明らかにされていなかったサイヤ人の原点と、謎の超サイヤ人・ブロリーとの激闘が描かれる。
上映後の舞台あいさつとなり、野沢は観客たちへ「ビックリしました?」と尋ねると大きな拍手が返り「この録音が終わったときに、いままでで一番おもしろいって言ったんです!もう最高です!」と出来に太鼓判で「悟空と一緒に生きていますから、こんなにいっぱいの人といるということが最高です!」と、万感の思いを。
島田は「あまたのドラゴンボールファンのみなさんに映画を御覧頂いて、楽しんでいただけたら。ブロリーは燃えました。過呼吸になるくらい燃えました」と、壮絶なアフレコを感じさせ野沢も、「戦いばっかりで私台詞言ったかなって思うくらい」と、笑う。
さらに、ブロリーのことを掘り下げての話となり島田は「大変興奮しっぱなしなうえ新たなドラマが生まれたなと思うんです。戦闘民族サイヤ人の青年ブロリーのピュアな部分も紡がれています」と、アピールした。
続く、堀川は「まこさん(野沢)とフュージョンしました。みなさんも一緒にフュージョンしながら楽しんでもらえたらと思います」と、呼びかければ、中尾は「前回に引き続き、復活しました。フリーザはこんなことを望んでいたんだという作品でした」とフリーザの意外な一面もみられるちう。
一方、本作から登場のキャラクターを演じた水樹は「子供のころから憧れていた作品に出演できて、鳥肌が止まりません。親子の絆や、友情ということで、緑色の服できました」と、興奮気味で杉田も「子どもの頃の自分に言ったら『ウソだ!』って言うと思います」と言いたくなるくらい喜んだとい、「レモとチライはブロリーの理解者ということで、彼を理解する存在としていられたのが嬉しく思いました」と、感慨深げだった。
トークでは、本作で悟空が自分のことを『カカロット』という台詞もあるということで、そのときの気持ちはどうかとの質問もあったが、これに野沢は「スタジオに入ると悟空になっているので、自然体の気持ちでやっています。いままで特別にと思うことはないですね。悟空そのものだからすっと出るんですよ」と、長年悟空を演じている野沢ならではの返しで、キャスト・観客達をうならせていた。
ほかにも、今後の展開に期待することはないかという話が振られ、中尾は「私も合体(フュージョン)したいです」といえば島田は、「ブロリーが今後どんな展開をするか分からないですけど、ブロリーの多面性を演じていけたら嬉しいです」と、今後の登場にも期待。堀川はといえば、「ブルマとベジータのなれそめを見たいです」というと野沢も「どうしてブルマがベジータにって思うんですよ」と、首をかしげて笑いを誘った。
最後に野沢から「2020年に東京五輪がありますけど、その聖火を悟空が灯したいんです。そうすると世界中の方が喜んでもらえると思うんです」と、果てしない野望を挙げて場内を沸かせたり、会場一体となって「かめはめ波!」を撃って、大盛り上がりのなか終演を迎えた。
劇場アニメーション『ドラゴンボール超 ブロリー』は15日より全国公開中!