“ももクロ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『ももいろクローバーZ』の百田夏菜子(24)、佐々木彩夏(22)、玉井詩織(23)、高城れに(25)らが12月31日、神奈川・パシフィコ横浜で『第2回 ももいろ歌合戦』を開催し4000人が集まった。
昨年の大みそか開催され『AbemaTV』では約230万以上好評を博した『ももいろ歌合戦』が、今年も大みそかに『第2回 ゆく桃くる桃 ももいろ歌合戦』として開催!40組以上が登場するものとなる。
“裏番組”の『第69回 NHK紅白歌合戦』より5分ほど早く幕開けし、オープニングから豪華ゲストが勢ぞろい。歌合戦はももクロ軍と岡田将生軍に分かれての対戦となったが、当の岡田は会場におらず、代わりに“岡田将生ロボ”なる者がおり、「やる気、元気、将生!」と、録音の声が流れ会場の笑いを誘った。
総合司会は、前日にインフルエンザ発症のため欠席が発表された『東京03』の飯塚悟志に代わり、『千鳥』ノブが務めるものに。ノブは「昨日、(「ももいろ歌合戦」の)演出の佐々木さんから電話がかかってきて。『ノブ、できるよな?』と。『できん!』と思いましたが、皆さんの力も借りて頑張りたいと思います!飯塚さんも見ててね」と、会場の笑いを誘いながら意気込み。百田は「この『ももいろ歌合戦』は2回目なのですが、より一層たくさんのみなさんが参加してくれて嬉しいです!」と、2年連続での開催を祝しました。
そしていよいよ歌合戦が開催。フル尺での歌唱ももクロ軍のトップバッターは『アップアップガールズ(仮)』でキラーチューンな楽曲『アッパーカット』から。歌唱中には八重樫東氏をはじめとしたボクサー軍団がミット打ちするという、まさに“アッパーカット”する展開。対するロボ岡田将生軍は“ボイメン”こと『BOYS AND MEN』が『進化理論』を歌唱してこちらも大盛り上がりとなった。
2番手の大原櫻子は『明日も』をアコースティックギターを弾き語りや、『東京女子流withももクロ』として、東京女子流×ももクロで『おんなじキモチ』をコラボ歌唱する姿も見せた。
開始50分あたりでは、『氣志團』から綾小路翔がトークゲストに登場。綾小路といえば2006年の『第57回 NHK紅白歌合戦』にDJ OZMAとして出場をしたが、その際に“全裸のように見えるスーツ”を着用してのパフォーマンスを披露し、世間をざわつかせた。綾小路はこのことを回想し、「あれから丸12年です。一行にお声がからないですね。1度だけドラマのお話が来たんですよ。それで『一応ご確認頂けますか』と言ったら、その方と連絡がとれなくなったんです……。逆恨みしてますから、やるしかないですね」と、本イベントにかける熱意を口にしていた。
中盤には『モーニング娘。』OGで昨年も出演した矢口真里が、初出場の藤本美貴とともに出演。歌うのは『モーニング娘。』の名曲『LOVEマシーン』となったが『ももいろ歌合戦』出場の全アイドルとのコラボでのパフォーマンスとなり、2人のほかにも、ももクロが『ももくろちゃんZ』として、『アップアップガールズ(仮)』、『東京女子流』らと一緒にパフォーマンスするというアツいものとなった。
さらに、事前に“浅草出身の大物師匠”が出演すると明かされていたが、会場には応援としてグレート義太夫、ラッシャー板前、無法松の3名が駆けつけ、“たけし軍団”の面々の登場に“浅草出身の大物師匠”の正体に期待が集まる。そんななか『浅草キッド』を歌い出したのはビートきよし。しかし、歌い終えた後には“本物”のビートたけしさんからの激励メッセージVTRが届く。しかも、表彰状が贈られ、たけしが読み上げたのだが、この文面の途中が過激な内容のため、“ピー音”が何度も差し込まれるものとなっていた。
ほかにも、続いて登場したのは、自身の年越しライブを両国で行なっていたさだまさしさん。会場との生中継で『主人公』を披露しました。3時間半以上にわたって行われた『ももいろ歌合戦』の両軍のトリを務めたのは「ありがとうの歌&いっぽんどっこの唄」を披露した、水前寺清子と「お嫁においで」を歌い上げた加山雄三でした。
名曲ばかりの歌合戦の決着は『AbemaTV』の投票によって行われ、ももクロ軍の2年連続優勝が決定しました。最後は両軍の出演者が全員で水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』を合唱し、「裏番組に負けない」盛り上がりを見せた第2回『ももいろ歌合戦』が終了となった。
そのまま、ももクロによるカウントダウンライブが開催。『ももいろ歌合戦』の出演者と共に毎年恒例となった年越しの瞬間を『行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-』の振り付け、百田によるジャンプで迎えると「あけましておめでとう!」と新年の到来を祝いました。さらに、『ももクロ』だけで6曲が披露され、大盛況のステージを終えた。
その後、『ももいろ歌合戦』でも中継をつないださだまさしの「年の初めはさだまさし」の出演に向けて、急遽両国へ。バス移動の最中にはこの日の振り返りが行われ、目指していたTwitterトレンド入りが最終的に、「日本トレンド最高4位」「世界トレンド最高5位」を果たしたことが発表されることもあった。