お笑いコンビ『博多華丸・大吉』の博多華丸、博多大吉、女優・富田靖子、豊嶋花が10日、東京・スペースFS汐留で『映画 めんたいぴりり』(監督:江口カン/配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)<明太子の日>特別試写会を開いた。
明太子を日本で初めて製造した福岡・博多にある『ふくや』の創業者・川原俊夫氏の人生をモデルに、戦後の復興期から成長期へ向かっていく昭和の感動物語。これまでドラマ、舞台で描かれており主要キャストはそのままに、ついに映画化となる。この日は、川原氏が日本で初めて明太子を製造・販売した日ということで『明太子の日』という記念日にもなっている。
華丸は本作の話が来た時のことへ華丸は「ドラマのときは丁重にお断りさせて頂いたんです。役者ではないし、監督には自分ができるわけがないと言いました」と、意外な裏話を披露したが、その結末としては「よしもとの方が『断るってなんですか』と言ってきて外堀を理を固め得られた感じです(苦笑)」と、話して笑わせる。
ドラマの撮影では「富田さんも裏でも縁の下の力持ちでなんとかここまで至った感じです」という華丸へ、富田は「この話を聞いたときに、華丸さんお芝居やるんだ……って。お笑いの方って、お芝居をやられるとピカピカになるから、怖いなぁと思っていたんです。そうしたら、映像になったときのピカピカ度がすごくて、やられたと思いました!」と返し、華丸は大恐縮といった様子だった。
役作りは川原氏を知っている方たちが存命といことで、「かっこつけとらんやったとか、直のアドバイスをもらいまして、生のご意見が頂けたのでそこに下地ができました」と、“指導”もあったのだとか。その甲斐あってか、富田は「回を増すごとに川原さんに似てきたといわれて」と、“降りて”きたという。
華丸がいうには「霊感が強い人によると、肩に“乗って”いるそうです。ただ、東京は嫌いらしくて、福岡空港までだそうです」とも。すると大吉が、「社長さんが“憑いて”いるときはスベるんですよ。いきなりダジャレとか言い出して」と、仕事にも影響が出ていたとオチをつけて会場を沸かせた。
イベント終盤にはご飯に特大の大きな明太子を乗せたものが用意され大ヒットを祈願し「同じメンバーでやってきた集大成です。楽しんで魚卵(ごらん)ください!」と、温かみを感じるダジャレでまとめていた。
『映画 めんたいぴりり』は12日より福岡先行公開、18日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!