アイドルグループ『AKB48』グループの2019年に新成人となったメンバー44人が14日、東京・神田明神で振袖姿を披露した。
この日は『AKB48』から込山榛香、野澤玲奈、谷口めぐ、大森美優、川本紗矢、行天優莉奈、左伴彩佳、山田菜々美、吉川七瀬、立仙愛理、本田そら。『SKE48』から北川綾巴、山田樹奈、荒井優希、井田玲音名、白雪希明、藤本冬音。『NMB48』から林萌々香、石田優美、川上千尋、久代梨奈、城恵理子、武井紗良、清水里香、水田詩織、小川結夏、新澤菜央。『HKT48』から運上弘菜、下野由貴、朝長美桜、村重杏奈、小田彩加、堺萌香、外薗葉月、山下エミリー。『NGT48』から荻野由佳、加藤美南、中村歩加。『STU48』から石田みなみ、土路生優里、福田朱里、藤原あずさ、由良朱合、『BNK48』から久保美織が参加となった。(※三島遥香は体調不良のため欠席)
快晴の午前8時台。神田明神にファンたちが詰めかけ寒さも吹き飛ばすような熱気にあふれ、祈祷を終えたメンバーたちに思い思いの声がかかった。
その後の囲み会見では、1人1人二十歳の抱負をコメント。『BNK48』の大久保美織が先陣を切り、「3ヶ国語を話せるので、この特技を生かしてもっと世界で活躍できるようになっていきたい」と、大きな目標を語ったり、川上は新チームのキャプテンとして「革命を起こせるような存在にと思っています」と、意気込みも。
「お金の管理をできるようになりたい」、「AKB48を自分たちで作っていけるようになっていきたい」、「大人らしさを出したい」、「ネット記事にたくさんなりたい」などさまざまに抱負を語ったが、なかでも荻野は「私はまだ19歳ですけれども、二十歳になるという中では大人メンバーの仲間入りするということで、メンバーのみんなを引っ張っていけるように頑張りたいと思います。あの、税金だったりいろんなことを自分でやらないといけなくなってしまうので、大人としての自覚を持ちたいと思います。あとは二十歳になったら人生初のショートカットに挑戦してみたいと思いまーす!」と、いっきにまくしたてる“おぎゆか節”をさく裂。
続けて、荻野には代表で、毎年恒例の今年は何世代かキャッチフレーズをつけるというコーナーが。「あ~!」と苦笑いを浮かべつつ、「平成最後の代ということで、『あ~!』このまま平成が終わってしまうのはもったいないな!というくらい、個性的でユニークなメンバーが集まっているので……あっ、前説が長くなってしまいましたけど、ズバリ、今年の私たちは『平成の大トリ世代!』です!」と、発表。これにはほかのメンバーからも「おーすごい!」と、うならせる結果となり荻野は続けて「初代から成人式をやられている先輩方ももちろん平成から始めたと思いますけど、私達の代で平成の成人式はこれで最後ということで名付けさせて頂きました」と、説明しきる。
さらには、今年もし選抜総選挙が開催されるなら、目標をどこに置きたいかへ、荻野は「総選挙は次があったら参加させて頂きたいと思っているんですけど目標順位はみなさんと頑張ってきたと思えるような結果が出ればいいなと思っていて。もちろん、去年よりランクアップは目指したいなと思っているんです」とまで言ったところから言いあぐねだし、「NGT48のためを思えば、行けるんだったら……あっ、おっ……でも、そうですねぇ……行け……行けるのだったら、それはもちろん誰もが1番を目指したいと思わない人はいないじゃないですか……本当に大口かもしれないんですが、あの……奇跡を起こせたらなと思います。でも、どうしようかな……まだ、勇気が出なくて……でも、1番はみんな目指したいと思っていて……みなさんに負けないように頑張りたいと思います」と、1番を目指すことをひたすら遠回りしたが、最後の最後には「えー、できるならナンバー1を目指したいです!去年よりランクアップできるように頑張りたいです。長くなりました。ありがとうございました」と、これまでの総選挙でも見せたような約1分半のマイペースなスピーチでメンバーたちを和ませていた。
ほかにも、『HKT48』は1人素材から目を引く振り袖を着ていた外薗葉月は「きょうのためにお姉ちゃんと2人で振り袖を自作してきたので、こういうところも注目して頂けるように頑張りたいと思います!」と話していたが、記者からも個別で突っ込んだ質問が寄せられ外薗は「成人という一生に1度の機会だったので、この日は自分の作ったものを着ようと思っていたんです。夏から作っていたんで半年くらい。費用は3000円くらいです」と、告白し会場のメンバーのみならず記者たちをも驚かせていた。