『映画刀剣乱舞』(監督:耶雲哉治/配給:東宝映像事業部)初日舞台あいさつが18日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開かれ三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役に椎名鯛造、鶯丸役の廣瀬智紀、耶雲監督が登壇した。
刀剣を擬人化した“刀剣男士”と呼ばれるキャラクターたちと歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が原作。これまでにアニメが2本、ミュージカル、舞台などさまざまにメディアミックスされ、大盛況となり、2018年紅白歌合戦にミュージカル『刀剣乱舞』出演し大きな話題となるなど盛り上がっているコンテンツだ。今回の物語は天正10年、京都・本能寺を扱い、織田信長を生存させようとする時間遡行軍との戦いなどが華麗な殺陣とともに描かれる。
鈴木から本イベントが全国51館でライブビューイングされているということもあり「たくさんの会場で上映されていて、大事な初日なので」と感激したり、「ゲームのオンラインが元になっている作品ですが、ゲーム、アニメ、ミュージカルといろいろ展開していますが、舞台だと足を運びにくいかなと思っていたら舞台に来たことがない方も足を運んでくださるような作品になっていました。映画も同じ気持ちでして、映画に来たことがないよという方も足を運んでもらえるような作品になっていたら嬉しいなというのが1つの目標でもありました」と、気持ちを伝える。さらに、荒牧は「ひとえにみなさまが刀剣乱舞という作品を愛してくださってのものだと思います」と、集まったファンへお礼をした。
そんななか和田は「長谷部にとっても大切な日で」と、同日がサッカー日本代表の長谷部誠選手が誕生日ということもありへし切長谷部と“長谷部”つながりであること話したり、廣瀬はただただマイペースにトークを回しこれまでにも言ったことのない定本を「楓馬たん」呼びしたり「三人集まればかしまし娘」と発言してツッコまれつつ、岩永が、「グダグダな感じですがみんな喜んでいます」と、“解説”し笑わせた。
撮影中、座長の鈴木がお菓子やカイロを差し入れをしたという話があったり、それに合わせるように椎名が「僕も拡樹と同じくらいのカバンを持って現場に行って、拡樹と同じくらいお菓子を配ろうしたんですけどもらってくれなくて……そのカバンに台本も入れていたんですけど、『あっ、君たち台本持たない派!?』とイジられたりして」とエピソードも。さらには和田が監督が言おうとしたことの“お株”を奪い“映画泥棒CM”のような動きをしようとしたり、岩永が「みんな受け入れてくれて……若干1名うっとうしかったですけど」と、和田を見ると2人でキレ合って『ダチョウ倶楽部』のネタの、あわや“キスで和解”近くまでいく寸劇を見せたりと和気あいあい。
そんなわちゃわちゃななか撮影について、鈴木は「ゲームの設定もありますけど、長い武器だと扱いが大変なのでちょっとステータスが下がったりするというのがあるのでそれは感じました。それとアクションのけいこをしているときに、アクションマンさんたちが、一足先に代役を務めてカメラ割通りに動いてくれていて、僕たちはそのカメラ割を観て動いたので、分かりやすい状態だったのでイメージのすり合わせは楽だったのかなって」というと、荒牧は、「舞台では走りやすかったりするんですけど砂利道で走り回ると踏ん張りがきかなかったり、ストップがきかなかったりするので、よりリアルに近い殺陣ができているのではないかなと思います」と、見どころをいえば、北村は「僕らがリアルな景色のなかに存在しているというのは嬉しくなったので、そこは楽しみです」と、しっかりしたコメントも寄せた。
そして大ヒットを願い「映画!」「刀剣乱舞!」の観客とのコール&レスポンスがありつつ甘酒樽で鏡開きし乾杯!耶雲監督から「本当に初日が来たんだなと思っています。メディアミックスでやってきましたが映画ならではのスケール感のある仕上がりになっています。楽しみにしていてくださいい!」と、呼びかけ。
締めに鈴木が「本当にたくさんの方に観て頂きたいと思います。映画自体は撮り終えたものを観て頂きますが、ここからもう1段2段行くために、この作品に愛を持って頂いて、そこで育てられるものがあるのかなって思います。観た者同士で会話をして頂いてドンドン世界を広げていってください」と、コメントを寄せ終演を迎えていた。
『映画刀剣乱舞』は18日より全国ロードショー中!