俳優・佐野勇斗(20)、本郷奏多(28)、須賀健太(24)、亀田侑樹(27)、櫻井圭佑(23)、平祐奈(20)、石田ひかり(46)が25日、東京・スペースFS汐留で映画『凜-りん-』(監督:池田克彦/配給:KATSU-do)プレミア試写会を池田監督とともに開いた。
作家・又吉直樹が書き下ろした初の長編ミステリー『凜』が原作。2007年12月に神保町花月で公演した舞台が、佐野&本郷のW主演で送る。
お互い共演してみての話が振られたが2人とも同じ事務所とあり佐野は本郷へ、「事務所の先輩ですけど事務所に入る前から知っていて、ミステリアスな役が多い感じがしていたんです。ですから、ミステリアスな方かなって思っていたんですけど……」とまで言うと、本郷が不安そうな顔をしたが、佐野は「優しいんです(笑)。とにかく印象としては優しい兄貴という感じで」といい、本郷も胸をなでおろす。
逆に本郷は、「いろいろ一緒に取材を受けたりしましたけど、一瞬たりともダークな部分が見えない。本当にいい子なんだろうなって」と、性格の良さを褒めつつ「いまのところは」と、続けて漏らす本郷らしさを見せることも。
原作へ佐野は「一読者として楽しみました」といえば、本郷は「どうなるんだろうって先が読めない展開で、映画もそれがうまく、でき上がっているんじゃないかなって」と、映画へ込めた思いとともに話す。
さらに、本郷は平の演技へ、「素敵な表情けをされていて本当にすごいなって。でも、1つお詫びしたいことがあるんです」と、言い出し視線が釘付けになる。「僕の後頭部をフレームに入れながら(平が)涙を流すところがあって、カメラにかぶらないようにと思ったんですけど、トリ終わったら『フレームからいなくなりすぎ!』といわれて。この場を借りてお詫びします。2回とも素晴らしい表情をしていました」と、“懺悔”し2人で頭を下げ合う。
石田は佐野の役の母親を演じたということで、佐野の印象を問うと石田は「素直で可愛いですね。存在感がしっかりある俳優さんだなって」というと、佐野ははにかみ、「短い期間でしたけどお母さんだなって思いました。すごく話しかけてくれて」と、親しんでいた様子も。
ほかにも、バレンタインデーも近づいてきたということで女性陣には誰にチョコレートをあげたいかという質問も。これに平は「仏様!」と須賀の演じた役のことを言おうとしたが、須賀が劇中では“大仏”と呼ばれていたということもあり、平の天然ぶりに会場が和む一幕もあった。
映画『凜-りん-』は2月22日イオンシネマにてロードショー!