俳優・早乙女友貴（21）が6日、東京・有楽町のオルタナティブシアターで舞台「アラタ〜ALATA〜」（構成・演出：岡村俊一）の報道陣向け公開稽古を行い、「ノンバーバルで言葉がない分、年齢問わず幅広い世代で楽しめると思うので、熱いエネルギーを感じに観にきてほしい」と意気込んだ。
同劇場のこけら落とし公演として翌日7日に開幕するもの。日本が誇る高度な殺陣アクションにヒップホップ、ジャズ、コンテンポラリーの異なるダンスパフォーマンス、さらにはワイヤーアクション、プロジェクションマッピングを融合させたサムライ・エンターテインメントで、セリフなしのアクションで魅せるノンバーバルスタイル。2020年、巨大都市トーキョーに戦国時代からタムスリップしてきた武将・アラタ（早乙女）が現代を生きるOL・こころ（Elina・24）と出会い東京珍道中がはじまるという物語。
翌日の開幕を控え、稽古に臨んだ早乙女は約70分間とおしてひたすら舞台上を走り回り、迫力の殺陣で人を斬りまくり。時折、サムライ・アラタが現代のトイレや缶ジュースに戸惑うなどゆるいシーンなども交えつつ、大蛇の登場や宙づり、プロジェクションマッピングを駆使した映像とのコラボと見どころ満載だ。
この日、稽古後に報道陣の取材に応じた早乙女は「運動会をやっている感じ。ひたすら（演者の）みなさんが走って汗を流して、まさに体力勝負」と汗ダク。通し稽古後に思わず倒れこんでしまったというが、「酸素がなくなっちゃって…。この衣装暑いんです。貧血状態になっちゃって…」と苦笑い。長丁場をのりきる秘訣については「とにかく食べて慣れるしかない。まだ力んでいるところがあるので、ペース配分を考えてやりたい」と気合い十分だ。
一方、あまりの長時間の激しいダンスアクションに早乙女と同じく稽古後に倒れたというElinaは「けいれんしていた…。見どころのポイントのひとつが（Elinaと早乙女の）”指きり”のシーンですが、ふたりの指が汗でふやけてた。いい意味で逃げ道を探して作品のクオリティをあげていきたい」と決意を新たにしていた。
早乙女友貴
Elina