声優・木村良平が23日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『バンブルビー』(監督:トラヴィス・ナイト/配給:東和ピクチャーズ)公開記念舞台あいさつを女優・土屋太鳳、俳優・志尊淳、声優・悠木碧、濱野大輝、土屋神葉とともに開いた。
世界的に大ヒットしている映画『トランスフォーマー』シリーズ最新作。木村が声を当てる地球外生命体のバンブルビーが、地球に来て最初に出会った“最高の相棒”となる心に傷を抱えた少女・チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)との友情を描いた作品となる。
上映後のイベントとなり、木村はお出迎えしたバンブルビーとセルフィーで2ショットを撮って盛り上がったりしつつ、「バンブルビーがしゃべっていることを覚えているでしょうか?」と、お茶目な切り出しで笑いを誘う。それを見た悠木が“覚えているでしょうか?”を枕詞につければ、濱野、神葉もまねして、和気あいあい。
木村はアニメ版『トランスフォーマー』シリーズ作品でバンブルビーの声を担当しているが、実写映画でも声を当てる担当となったことへ、「何度かバンブルビーをやらせてもらっていました。でも、実写映画ではしゃべらないと聞いていたので、演じられる日はないんだろうなと思っていたので、嬉しいものですよね」と、しみじみ。
さらに、「1つの作品で、1つのキャラクターを演じていると、作品を通して愛着が湧いていく感じがするんです。いろんな作品でいろんな表情で、全然違うけど、同じキャラクターっていうのを演じると、キャラクターそのものに親近感を覚えるというか」と、普段の声優業とはまた違った感慨があるという木村。この日、同じくステージにいたバンブルビーに「いやー!お前だよ!お前!(笑)」と、笑みを向けるとなぜか悠木がテンションがあがってリアクションする姿を見せ、「ちっちゃいの!そこはしゃぐんじゃないよ!」と、ツッコミを入れることを忘れなかった。
一方、志尊は、チャーリーにひそかに思いを寄せる心優しい隣人の少年・メモ(ジョージ・レンデボーグJr.)に声を当てたが、木村へ「役を0から作り出すアプローチをどのようにしているか気になります」と、質問が。
これに木村は「普段、立ち芝居をされている方が逆に気になるんですけど、俺だけ話すのは恥ずかしいな。みんなどうしてるんだろう」と、はにかみつつも、「シナリオを頭から読んでいって、自分の演じる役のキャラクターの性格が出てきた時に、こういうときにこういうことを言うキャラクターなんだと。それを読み進めていくと、別の台詞でそういう部分が出てきて、それがつながる気がして。もう1個台詞が出てくると、どんどん立体的になっていくんです。段々、こういうときにこういうことを言うキャラクターというのでつながっていって、台詞と台詞の間も埋まっていくというか。きっとこういう時はこういうことを言うんだろうなっていうことが、なんとなくできるなって思っています」と、身振り手振りを交えて熱弁。
志尊は「ロジカルですごく通じます!」と、目を輝かせたが、さらに「声のトーンや高さはどのように作られるんですか?」と追加質問をすると、木村は「自分でこのキャラクターはこれくらいの声でやると気持ちいいなということを考えておきます。普段俳優されている方々より、もっともっと声でバランスを取っていくことがたぶん大事になっていくと思う。主人公がこの感じで行くなら、じゃあもうちょっとこっちのキャラクターは太いとか軽いとかということを、現場で一緒に作っていっているかもしれないです」と、こちらにもきっちり返答し、これには悠木ら声優陣も何度も首を振りながら聴き入る。
話した後に木村は「どうですか神葉さん」と、隣にいた神葉イジると神葉は「また聞かせてください!」とお願いしたり、この話に感動したのか志尊も「よかったら、今度アプローチや芝居のこと聞かせてください」と、猛アピール。悠木も「同じ声優として聴けて良かった!志尊さん聞いてくださってありがとうございますという気持ちです」と、お礼の声を寄せる結果となった。
イベント後半には、チャーリーとバンブルビーが心を通わせるシーンを再現するという豪華な演出も。しかも、もしもバンブルビーが話せたらという特別バージョンとなり、木村がバンブルビーの後ろで生アテレコするなか、土屋は演技を披露。気持ちを込めた2人の演技に観客も熱のこもった拍手を送り、木村は「太鳳ちゃん相手にこれを言っていると、必然的に弟は神葉なのかなって」と、笑っていた。
映画『バンブルビー』は絶賛公開中!
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