俳優・岡田健史が二十歳の誕生日を迎えた12日、都内でファンミーティングイベント開催前に記者会見を開いた。
福岡県出身で2018年にドラマ『中学聖日記』(TBS系)で、準主役の黒岩晶役で俳優デビューし話題となり、爆発的にファンからの人気を獲得した岡田による初のファンミーティング。同日3部構成となっており約4000人が集まる予定となっており大反響となっている。
二十歳になっての抱負を、博多弁でリクエストすると「博多弁になるかは分かりませんけど……」と前置きしつつ、「責任が増えてくると思いますし、1年前にこの事務所に所属したときの初心を忘れずに、新しい区切りで再スタートを切っていこうと……思っとるよ」と、最後に思い出したように博多弁を加えてはにかむことも。
初ファンミーティングだが、「まだ、ドラマに1作品しか出ていない自分が、大きな会場でたくさんの人達に初めてファンの方々と出会うというか、初めての接触がすごく楽しみです。それが二十歳の最初の日で光栄でもあります」と、胸を弾ませ、昨晩から「きょうのための準備とかをどういうふうにしたら楽しんでもらえるかとか、きょうのことを考えていました」と、思いを巡らせていそうだ。
会見では『中学聖日記』に関わる質問も多く出た。「岡田健史という役者としても自分自身の人生のどちらの道でも、すごく大きな時間だったなと思います。役者になろうと思った時の大きな分岐点の決意もあったので4ヶ月素敵なスタッフさんキャストのみなさんの間で、黒岩晶という男の子の人生を生きることは大きかったと思います」と、感慨深げ。
個人としても『中学聖日記』に出演したことにより「19歳は激動の1年というか、自分の生活スタイルも変わりました。野球をやっているときと体もかわりました。新鮮なものもたくさんで、自分の感じているものが忙しかったです」と、さまざまなことを感じる機会が多かったようだ。
今後どういう俳優になっていきたいかへ「唯一無二の役者になりたくて、仕草だったりとかを増やしていったり、どんな役をやっても『岡田健史の役だよね』と言ってもらえるようになりたいです。これから30、40、50代になったときに、いい演技ができるように、何かできなかったとか、自分を知る期間に全力で生きていくだけだなと思います」と、意気込む岡田。やってみたい役へ「カーアクション、ガンアクションで男の子が憧れることをやってみたいです」と、気持ちも。
きょうは母の日でもあるが、「きのう始球式イベントが故郷の福岡で行いましたが、母も来ていて、始球式で着たユニフォームをプレゼントしました。これからもずっとよろしくねという気持ちは伝えました」と、母親思いの一面も見せていた。
ほかにも、好きなケーキは?という問いかけにも「なんでも食べれますけど、フルーツタルトが1番大好きです」と、プライベートなこともざっくばらんに語っていた。
約25分にわたって記者たちの質問に答え続けた岡田。どの返答にも礼儀正しく返していたが、野球がその答えになるようで「野球は自分の基盤です。11年間野球をやってきて自分の人生の大半を野球が占めていて、野球で学んだことがいまでも、あのとき言われたことはこういうことだったんだとか、監督、コーチ、先輩から指導して頂いたおかげだと。そのときに出会った方々に感謝の気持ちを伝えたいです」と、感謝のメッセージともに話し、その場を後にする際も、報道陣へ深々とお辞儀する爽やかさを残していた。
※追記に伴いタイトルを変更しました