舞台『赤と黒 サムライ・魂』(脚本・演出:モトイキ シゲキ)フォトコールが24日、東京国際フォーラムホールCで開催。舞台前に俳優・里見浩太朗、京本政樹、『ふぉ~ゆ~』越岡裕貴、ジャニーズJr.でアイドルグループ『MADE』の福士申樹、女優・小川菜摘、『インパルス』堤下敦が囲み会見を開いた。
舞台は江戸初期、庶民のために武士道精神を賭けて国と戦うこととなる武士たちを描くという本格娯楽時代劇。往年の名俳優と次世代の若き俳優たちがタッグを組み、生の時代劇の凄さ、素晴らしさを見せるもので、日本の文化を印象付ける三味線や太鼓による音楽、そして殺陣を盛り込み、人間模様をドラマチックに描いている。さらに、作品内では、京本自身が書き下ろしたテーマ曲『殉愛』を使用しており、さらに舞台を盛り上げる。
会見には全員舞台衣装で登場。里見は、「『時代劇です!』という舞台は久しぶりですね。僕も82歳になってこういう舞台をやらせて頂くと思っていませんでした」と、本格時代劇に胸を躍らせる。
見どころとして里見は「京ちゃん(京本)とか若手はすごい殺陣をやります。もっとゆっくりやれよーと思うくらい」と、笑うと越岡が「ゆっくりにしましょうか?」と、問いかけ、里見が「もっと速くしてください(笑)」と、切り返して、報道陣を笑わせた。
京本としては、憧れの里見との初共演が嬉しかったようで、里見を何度も「先生」と呼んでいたが、「先生から、こうやって声をかけてもらえるのが嬉しいです。僕、現場では最年長ということが多いんです。でも、今回は先生がいるから10代に戻ります」と、目をキラキラと輝かせた。
それだけに京本は越岡と福士へ「(本作へ出演できたことで)もう運を使い果たしたよ!」と、熱弁を振るうほど。越岡も、「里見さん、京本さんの元で時代劇を学べるのは本当に貴重な体験です。刀のさばき方とかも教えてもらいました」と、学ぶものが多く、福士も「何十年か先にやれるかな」とも。
そんな越岡と福士へ里見は「可愛いですよ2人とも。けいこ場でも後ろに来て肩を揉んでくれるんですよ」と、目を細める。会見終盤にも、里見から「いまから振り返り方を教えます」と、武士の振り返り方のレクチャーがはじまり、越岡、福士が挑戦。里見が現代風の振り返り方と、武士の振り返り方のお手本を見せ、福士は2回目で見事、京本からは「これまでのけいこの中でも1番いい!」と褒めたり、里見も納得するような振り返りを見せ笑みがこぼれることもあった。
最後に里見が「私も長い間時代劇をやってきまして今年で82歳です。82歳の立ち回りを観て頂きたいです。時代劇の良さを感じてほしいです」と、呼びかけ、けいこへと向かっていった。
舞台『赤と黒 サムライ・魂』東京公演は25日から31日まで東京国際フォーラム ホールCにて、大阪公演は6月5日から6月9日までクールジャパンパーク大阪TTホールにて、愛知公演は6月21日に東海市芸術劇場にて上演!
■主な登場人物
柘植半四郎(つげ・はんしろう)/里見浩太朗
難波の駒之助(なにわのこまのすけ)/越岡裕貴
鶴川藩士・作見荘一郎(つるかわはんし さくみ・そういちろう)/福士申樹
奏の市像(かなでのいちぞう)/京本政樹