“キスマイ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の玉森裕太(29)が10日、東京・丸の内ピカデリーで主演映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(監督:森義隆/配給:松竹)大ヒット記念舞台あいさつを森監督とともに開き、司会は日本テレビの青木源太アナウンサーが務めた。
作家・東野圭吾氏の累計発行部数140万部超の同名小説が原作。玉森演じる主人公・崇史が2つの世界に翻弄される姿を描く。1つは、好意を寄せている女性・麻由子(吉岡里帆)と恋人同士の世界、もう1つは、麻由子が親友・智彦(染谷将太)の恋人になっているという世界。目がさめるたびに変わる世界をつなぐ“暗号”も現れるが、崇史は真実にたどり着けるのか……。
黒コーデで現れた玉森。司会の青木源太アナから「愛と感謝のメッセージをお願いします」といわれ、「愛と感謝でできている玉森です」と、お茶目なコメントからスタート。
公開から1週間以上経ち、場内には17回観たという猛者もおり、驚いた玉森は思わず「何を観ていたんですか?」と、問いかけることもありつつ、周囲からの反響へは、「『変な気持ちになる』と言われます(苦笑)。とか、観終わった後もその世界にいるような感覚になると言われます」と、不思議な感じなのだとか。ちなみに、『Kis-My-Ft2』では宮田俊哉が感想をくれたそうで、「『玉が玉じゃなかった』『ちょっとエロかった』とかいろいろくれました」と、熱いものが返ってきたようだった。
イベント中盤には、本作のキャッチコピーが『頭フル回転ミステリー』となっているため、玉森は “頭フル回転ルーレット”なるものに挑戦!ルーレットには、「セリフ」、「告白」、「驚愕(『きょ・う・が・く』であいうえお作文)」、「嫉妬」、「玉(けん玉)」、「記憶(記憶力クイズ)」、「未公開」と、当たり障りのなさそうなものから、無茶振りまで盛りだくさん!
上記のことがとくに玉森説明もなく始まったが、いきなり玉森に関係しそうな『玉(けん玉)』を引く、引きの強さを見せ、けん玉をお皿に乗せるチャレンジを開催。1発勝負だったがこれを、見事成功させガッツポーズで、「けん玉やったことないですよ」と、初見で成功させ場内を驚かせていた。
その後、同じものがダブることなく行われていくことに。最近『嫉妬』したことへ「映画のキャンペーンで北海道に行ったんです。スタッフのみなさんは前日入りで、おいしいものを食べていたみたいなんですけど、僕は当日入りしたら、前日の夜の食事のジンギスカンの話とかずっとしてて、『いいなぁ』って」と、嫉妬したのだとか。さらに、『未公開』が選ばれた際に玉森は使われてないシーンを挙げ「レストランで3人でご飯を食べてるシーンで、トイレに行って顔を上げたときに、嫉妬に狂ってるシーンが使われてませんよね」と、詰め寄っていたが、ここで青木アナが北海道で嫉妬した顔と、演技での嫉妬の顔、どちらかをやってほしいとリクエストがあり、北海道での嫉妬の顔を披露して楽しませる一幕もあった。
『未公開』話はまだ続きがあり、玉森は「麻由子が熱を出して、看病に行くシーンで、『困らせるのもよくないな』と言っていたシーンもないですよね」というと、森監督は「そこが格好良すぎて……」と、釈明していた。
『記憶』を引いた際には、5つの写真が出てきてそれを見て自身の年代順に並べるというものをしっかり正解したり、『セリフ』に当たった際には、印象的な劇中のセリフを言うものだったが、玉森は「『もう、あいつと寝たの?』です。こんなセリフって実生活ではないだろうなって」と、すぐに出して、はにかみながら話していた。
最後に当たったのは『驚愕』となり、あいうえお作文では、「きょうさぁ うちくる? ガビーン 来るの来ないの?」と、観客は沸いたが自信としては不発といった様子で首をかしげ、「わかんないよ……なんで俺こんなコトしてるんだよ」と、グチを漏らす一幕もあった。
そして玉森から「自分の恋愛観でも、誰目線で観るかでも、変わってきます。そのつど、新鮮になれる映画だと思います。たくさん、愛してたくさんの方に知ってもらえたらと思っています。いろんな友達と観てもられえば」と、呼びかけていた。
映画『パラレルワールド・ラブストーリー』は全国ロードショー中!
※追記に伴いタイトルを変更しました