お笑いコンビ『U字工事』の福田薫(41)と益子卓郎(40)が2日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「六本木牧場~にっぽんの酪農、ギュウっとつまってます!~」のイベントに出席した。
同イベントは、6月1日の「牛乳の日」、6月の「牛乳月間」にちなんで行われた。これは、2001年、国連食糧農業機関(FAO)が牛乳への関心を高め、酪農・乳業の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的に、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」と定めたことから、日本でも2008年から毎年6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」とし、全国でイベントが行われている。
人工芝が敷き詰められたアリーナから牧草の香りが漂う会場に、普段のスーツ姿と違い、デニムのオーバーオール姿で登場した2人。福田は、「安心しますね。故郷を思い出すというか」というと、益子も、「(栃木県内の製乳メーカーが生産している)レモン牛乳飲みましたか?」と聞くなど、いつもよりリラックスムード。
2人の地元栃木が全国2位の生乳生産量を誇ることから「六本木牧場長」に就任。中央酪農会議の専務理事・迫田潔さんからタスキを授与されると、「栃木から六本木ということで、マイナーリーグからメジャーリーグに昇格した気分です」と、にっこり。
こんなホーム感満載な雰囲気が一変する出来事が!な、なんと、2人は、「6月1日が牛乳の日だった」ことを知らなかった!そこで、2人は本当に「牧場長」に相応しいのかを試す「いくつかのチャレンジ」に挑戦することに!
(1)「ホルスタイン高温殺菌(甘みがありサッパリした味)」「ジャージー高温殺菌(濃厚でコクがある味)」「ホルスタイン低温殺菌(サラリとした牛乳本来の自然な味)」の3種類の牛乳で“利き牛乳”に挑戦したが、福田は1問正解で、益子は全滅という惨憺たる結果に!
(2)酪農クイズ
栃木県は全国生乳生産量ランキング第何位?
2人そろって、「本州で第一位」というと、MCが「全国で」と聞き直すも福田は、「本州で1位です!」と言い張り、益子は「2位って言いたくないんです」と、決して北海道に次ぐ2位とは言わない郷土愛を誇示し、拍手と笑いをゲット。
ちなみに、昨年の全国生乳生産量は約730万トンで、1位の北海道は397万トンと過半数を占める。そして、2位の栃木県は33万トンと、10倍以上の差。3位は熊本県で23万トン
乳牛が一日に出すお乳の量は何リットル?
正解は、だいたい25~30リットルだったが、益子は「15リットル」、福田は「20リットル」と2人とも不正解。ちなみに、牛も人間と同じで赤ちゃんを産んだお母さんからしかお乳は出ない。赤ちゃんを産んで1~2ヶ月後にピークを迎えるという。
「チャレンジ」は1問正解と、残念な結果になったが、この「チャレンジ」を通じて勉強していただいたということで、牧場長はく奪とはならなかった!
この後、2人は、模型の牛での搾乳体験も行った。最後に、「普段、六本木ではなかなかできない体験や美味しいものがたくさんいただけると思うので楽しんでいってください!」と、真面目な福田に対し、「六本木のセレブなお客さんばかりで緊張しました。本当に栃木県も良いところですし、牛乳も美味しいですし、遊びに来てください。牧場長が我々で、ごめんね、ごめんね~」と、ギャグを交えた益子。
そして、本当に最後に福田の趣味だというなぞかけを!
福田「ソフトクリームとかけまして新製品と説きます」
益子「その心は」
福田「どちらもニュウ(New・乳)製品です」
おあとがよろしいようで・・・。
今年で6回目の開催となった同イベントは、普段は冷たいコンクリートのアリーナにふかふかの人工芝を敷き、牛の模型や様々な体験コンテンツや飲食が設置されるなど、日本の酪農がギュウっと詰まったイベント。
酪農家のみなさんと交流しながら行う酪農クイズラリーや手作りバター教室、ふかふかの牧草に飛び込める「牧草ベッド」や、牛の模型を使った搾乳体験、紙芝居など、子ども向けの体験コンテンツが充実。
このほか、全国の酪農家から募集した「牛と一緒に写ったお気に入りの写真」から、SNSと当日投票でカッコイイ酪農家&牛を選ぶ「俺と牛コンテスト」や日本の酪農を知ることができるパネル展示なども行われた。
また、美味しい牧場アイスクリームや牛乳飲み比べセットの販売、国産チーズのとろ~りあげ焼きパンなどのフード販売も行われ、終了時間(午後5時)の数時間前には完売するほど大人気だった。