アイドルグループ『乃木坂46』で女優・堀未央奈(22)が20日、中国・上海で開催中の『第22回 上海国際映画祭』で主演映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』(監督:山戸結希/配給:東映)がアジア新人部門・優秀女優賞を受賞したことから優秀賞授賞式に登壇。その後、公式上映での舞台あいさつにも山戸監督とともに立った。
作品は漫画家・相原実貴氏の販売部数450万部を超える恋愛漫画『ホットギミック』を実写映画化。自分に自信の持てない女子高生・成田初(堀)が主人公。そんな初と、不器用な幼馴染・橘亮輝(清水尋也)、人気モデルの幼馴染・小田切梓(板垣瑞生)、兄の成田凌(間宮祥太朗)という3人の男性とのリアルな心情と恋愛感情を描いた作品に仕上がっている。
映画初出演&初主演にして海外映画祭へも初参加。会場となった上海大宁福朋喜来登酒店 (フォーポインツ バイ シェラトン上海 大寧(ダーニン)/Four Points by Sheraton Shanghai, Daning)へ到着すると、優秀賞受賞式会場へ入る直前で本作のポスターを見つけた堀は「(優秀賞をこれから受賞するんだという)実感が湧いてきました。すごく緊張していますが、日本を代表してというか、日本を背負いながら『ホットギミック ガールミーツボーイ』の良さを広めていけるように、背筋を伸ばして頑張りたいと思います」と緊張ながらも笑顔を見せる。
山戸監督から背中を押され、1人ほか受賞者とともに授賞式へと向かい、壇上に上がり、トロフィーと記念品が手渡されると、大感激しながら「今までの青春恋愛映画とは違った作品となっています。ぜひ、世界中の方々にも楽しんで頂きたいです!」と感謝の言葉とともにコメントを寄せた。
舞台あいさつでは、超満員の会場に堀と山戸監督が登場すると、万雷の拍手&大歓声が巻き起こり、熱気に満ち溢れた観客たちの盛り上がりように2人とも大感激!堀は「新しい恋愛映画の形を観て頂けたらと思って、今日は上海に来ました。よろしくお願いします。去年はアイドルとして上海へ、今日は女優してきました。昨年ツアーで来た時はみなさんがとても温かく、メンバーみんなで喜んでいたのですが、今回はまた違った緊張感があって。『乃木坂46』の私としても、堀未央奈としても、上海にこれからも来たいなと思いました」とあいさつした。
客席からは「掘ちゃーん!」と割れんばかりの歓声が止まらないかったが、今回、特別に来場者たちから、質問を受けるコーナーも。清水・板垣・間宮と3つの初恋を共にしたキャストたちに関する質問が飛び、クライマックスシーンについての質問に「撮影も終盤だったので、あまり時間もなく、数時間の中でワンカットで撮影しました。堀さんはその時の記憶がないと言ってました」と、山戸監督。堀が「集中しすぎて記憶がないんです。没頭していたというか、映画でその没頭ぶりを楽しんで欲しいです」と、振り返っていた。
そして、最後は掘自身が考える本作の物語を尋ねられると、「私が演じた初は、ごく普通の17歳の女の子。恋愛だけでなく、家族や妹や、いろんな成長をしています。小さな女の子の成長を見て、自分も大切な大切な1人の人間なんだと思っていただけるようなストーリーじゃないかと思っています」と、メッセージを寄せた。
なお21日の夕方から行われる<最優秀賞授賞式>にも参加予定。「今回、この作品で初めて主演をさせて頂いたのですが、本当にすごく自信があたくさんの人に見て欲しい作品になったので、また授賞式でもっともっと『ホットギミック』を広めて、いろんな人に『観たいな』と思ってもらえるように頑張ります」と、意気込んでいた。
映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』は28日より全国ロードショー!
※記事内写真は(C) 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会