アイドルグループ『乃木坂46』の秋元真夏(25)、梅澤美波(20)、齋藤飛鳥(20)、高山一実(25)、与田祐希(19)が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(監督:岩下力/配給:東宝映像事業部)完成披露上映会を岩下監督とともに開いた。
『乃木坂46』が2015年公開の『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』から4年ぶりとなるドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』が7月に公開!エースの西野七瀬卒業をきっかけに、メンバーたちの心の葛藤と成長を描いた仕上がりとなっている。
ステージ衣装で登場したメンバーたち。秋元は、「3、4期生と後輩も増えて、グループの層の厚さを感じたり、後輩との関係性も深まってきて、それが描かれているのかなと思います」と、作品のことをいうと、高山は「2になったときには何人も卒業してしまったというのがあって、1のときは一緒に活動しているメンバーが卒業すると考えていませんでした」と、時の流れにしみじみ。
齋藤は1作目との違いへ「1は個人個人のことに踏み込んでいて、2はグループの良さ、みんなでいることの良さが前面に出ている感じがします。同じグループのドキュメンタリーでも違うものになるんだなって」とも。
この4年の間に、秋元は「どっちの方が仲いいというのはないんですけど、メンバーに気を使うところは減っていって、冗談言い合えるよね」というと、高山はうなずきながら、「この子のここ好きだなという部分、この子のコンプレックスを感じている部分も好きだなと思えるようになって」と、より絆が深くなったようで、齋藤は「私もメンバーのこと好きだなと思いました」と、証言。
一方、4年前には『乃木坂46』に加入していなかった3期生の梅澤としては、「4年前に公開されていたときはファンだったので、姉を連れて映画館に観に行ったんです。4年経って、第2弾の映画で、グループの一員として映っているというのは人生何があるか分かりませんね(笑)。同一人物なのかなって思うくらい不思議な感じがしました。すっごい感慨深いなと思います」といい、与田は「前作のときは普通の中学生で、アイドルとは縁遠くて、(『乃木坂46』は)TVの中のキラキラした存在でいまこうしてお話していると、それこそ“いつのまにか、ここにいて”(笑)。『乃木坂46』のことがいつの間にか好きになって、第2弾の映画に携わらせて頂いて、存在できて、こんなに大好きになれて幸せだなって思いました。かつどうしていくなかでどんどん好きになっているんだって思います」と、感想を寄せた。
撮影については、秋元は「結構、普段の生活の部分もメイキングに入っていることがアイドル活動には多いんです。だからドキュメンタリーの映画が入ってるぞという感じで意気込んだりとか、ちゃんとしなきゃというのはなかったんです。逆に、ドキュメンタリー映画が公開されるとなれると、私達は怖いんですよ。どれだけ素が映されいるのか、意外とこうなんだとギャップを知られるのが怖くなるくらい。それくらい違和感なく撮影して頂きました」と、心配になるほどなのだとか。
齋藤は岩下監督へ「いつもはもしもダメだったときに、(映像を編集して)切ってくれるのかなとかを考えながら話していたんですけど、岩下さんはインタビューのときとかに自分の話をしてくださって、それによってこっちも促されて、自然と話したりとかこの人がこれだけ見せてくれるならお返ししたいと思って。無理して本音を話さなきゃという感じじゃなくてポロッと本音が出たりして。作っている感じじゃなく、私こうだったんだと気づくことがありました」という撮影だったことを話していた。
続けて、印象的なシーンへ秋元は、「いろんなシーンがあって全部思い入れがあるので難しいんです(苦笑)。私の話をさせて頂くと、生田絵梨花ちゃんとのシーンがあるんです。そこのシーンは2人でのやりとりとか、私から“いくちゃん”への思いだったり、普段聞くことができなかった部分を語っているシーンがあるんです。そこを聞けたのはすごく嬉しくて。映画が終わった後に、“いくちゃん!!!!”と叫んでメールしちゃうくらい恋しくなっちゃったんです」と、そのときの叫びを再現しながらコメント。
梅澤は「落ち込んだときに前作を観ることが多いんです。みんな悩んで先輩方が作ってきてくださった『乃木坂46』ということが描かれているのでそれを糧にしたりするんです。今回は全編通して観て自分の力になるような……行き詰まったときに答えをもらえるんじゃないかって思えるような映像作品になっているなって。全編通して感動しました」。
そのまま齋藤に話が振られるかと思いきや与田に振られ、焦る一幕も見せつつ「シーンを挙げていくとキリがないくらい。だから違うところから観てみようと思って」と、立て直して切り出すと、「最後まで観てくださったらわかると思うんですけど、ペットが出てきているんです。そこは嬉しくて家族と喜んでました」と、ニッコリ。そこで司会が「そこが1番の見どころ?」と、尋ねると「1番の見どころがいっぱいあるので、ペットのところです」と、補足することも。
高山は「私は全編通して3回くらい涙が出るシーンがあったんです」と、そのシーンを思い出したのか瞳を潤ませつつ、「そこは……うーん、そのシーンを細かく言いたい気持ちもあるんです……」と、そこはファンの楽しみにとっておきつつ「与田ちゃんみたく言うと、エンドロールの本を“あす(齋藤)”のシーンめっちゃ可愛くない!本当に良いグループだというくらい愛に溢れていたんですけど、エンドロールでカワイイ!って驚いて。より尊敬しました」と、齋藤を照れさせる結果に。
そして齋藤。「1番の大注目点は、レコ大とか紅白歌合戦の裏側も撮って頂いているんですけど、レコ大2年連続で受賞して、本当に嬉しくて。みんなも本当に嬉しそうで、みんなキラキラしていいグループだなっていうシーンのとき、我らのマネージャーさんが出てくるんです。そこで1ボケかましていくので、そこは笑いが起きるんじゃないかなって」と、自信を持ってオススメ。「そこ私達だけじゃないの?」という声にも齋藤は「いやいやいやいや!日本中が笑いに包まれる!」と、押し切っていた。
イベント終盤にはサプライズで予告編(https://youtu.be/oOpY53cfRuQ)も上映!これに与田は西野七瀬の場面が印象的だったようで「涙しそうになりました。七瀬さんの卒業は何回観ても、スクリーンの中でも泣いてましたけど、それぐらい大きな存在だったのでもう泣きそうですね」と、目を真っ赤にしながらコメントをしていた。
最後に高山は「きのう観て帰り道で涙しながら帰りました」と、瞳を潤ませつつ、「アイドルのことをたくさん知ったはずだったんですけど、分からないことがあったと気づいて。自分のグループを俯瞰で観ることができて、素敵なグループだなというのを感じました」と、涙声で1言1言詰まりながら絞り出すようにコメントし、秋元から「この映画はウソがなくて、メンバーの話していること、メンバーの笑顔。いろんな姿にウソがなくて、私はすごく好きだなと思った映画なので、みなさん楽しみにして頂きたいのと、『どんな飛鳥も絶対好きだから!』というをすごく感じると思うので、その気持をはやく共有したいです」と、アピールしたり、齋藤は「なな……卒業した西野七瀬も出てくるので観て頂きたいですし、いまって変化が大きいので、頑張って前に進もうと思って、卒業したメンバーとか過去のこととかも岩下監督が包んでくださって、過去を振り返ってもいいんだなと優しい気持ちになれました」と、メッセージを寄せた。
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は7月6日より全国公開!
※追記に伴いタイトルも変更しました。