俳優・唐沢寿明(56)が27日、都内で映画『トイ・ストーリー4』(監督:ジョシュ・クーリー/製作:マーク・ニールセン/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)のPRイベントに所ジョージ(64)、竜星涼(26)、ダイアモンド☆ユカイ(57)らとともに出席。1996年のシリーズ1以来、日本語吹替版で主人公のウッディ役を演じる唐沢は「(今作でシリーズが)全然終わる気配がない。トイ・ストーリーの新しい世界がはじまる作品なので、家族で観にきてほしい」、同じく相棒のバズ役・所も「バズを見ると思わず自分だと思っちゃう。だから(バズに)悲しい目に遭ってほしくないし、作品をすみずみまで観てほしい」としみじみとPRした。
おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃの絆をドラマチックに描いた人気シリーズの最新作で、ウッディたちの持ち物ボニーの一番お気に入りのおもちゃとして、作品の物語の鍵を握る新キャラクター・フォーキー(流星)が加わり、さらにパワーアップ。
この日はクーリー監督とプロデューサーのニールセン氏も来日したが、ユカイが日本語版主題歌「君はともだち」をナマ披露し、2人を熱烈歓迎。「よく唐沢さんが歌っていると間違えられるが、僕が23年前からずっと歌っている」と茶目っ気たっぷり。「この歌を歌い続けてきて、子どもが授かってわかったことがあったりとか、歌えば歌うほど自分が成長してきたし、常に新しい感動がある。もはや僕の人生の一部」と振り返った。
シリーズ1作目からウッディ役を演じている唐沢は「いちばん最初はウッディがバズに嫉妬している、そんなところからはじまって、今回は話も関係性もすっかり大人になったなと思った」。所も「唐沢さんは性格がウッディそのまま。マジメ。バズは私のキャラクターに似ているというか、思い込みだけで動いているヤツ」としみじみ。23年続く大人気シリーズだが、唐沢は「子どももどんどん成長して大学生になったら要らなくなったおもちゃを子どもにあげたりとか。ずっと成長は続いていく。(シリーズ)1から観ている人も作品とともに成長して、やがて子どもを持ったら、また1から観せてあげられるとか、まさに”サザンオールスターズ状態”。3世代で楽しめるし、(作品は)全然古くならない」と熱気ムンムンだ。一方の所も「キャラクターの話は子どもにウケがいいし、絵は作り込みが細かいので大人向き。影とか風を感じる表現とか、一場面ごとに絵になっている」と絶賛していた。
この日は今作に手作りの新キャラクター・フォーキーが加入したことにちなんで、ステージ上でオリジナルのフォーキーを出演陣で作成。「自分で(フォーキーを)つくるの面白いね」とご満悦な唐沢に、所は「大人6人がかりでこれ!? お茶の間の子どもに『オレの方がうまい』って言われないといいな」と場内を和ませていた。
7月12日公開!