女優・榮倉奈々(31)、戸田恵子(61)、俳優・中尾隆聖(68)、お笑いコンビ『ANZEN漫才』のみやぞん(34)とあらぽん(33)、歌手・ドリーミングが29日、東京・新宿バルト9で映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』(監督:矢野博之/配給:東京テアトル)公開記念舞台あいさつを開き、司会は日本テレビの山崎誠アナウンサー(27)が務めた。
シリーズ第31作目となる『それいけ!アンパンマン』最新作映画。アンパンマンたちがアイスの国を救うために奮闘する物語。ゲスト声優となった榮倉は、アイスの国のお姫様さながらアイスをうまく作ることができずに国を飛び出してしまうバニラ姫役を。みやぞんはバニラ姫の教育係・ジェラート大臣役、あらぽんはばいきんまんがアイスの国をバイキンアイスの国にするために作ったメカ“バイキンアイスロボ”役を演じた。
まずは子どもたちの「アンパンマン!」の声で、戸田が生アテレコしたアンパンマンが会場に飛び出してくる。ばいきんまんとの掛け合いをした後には、全員が壇上にそろうと早速、ドリーミングが『アンパンマンのマーチ』を歌い出し、これをキャスト全員で大合唱!途中ドリーミングがみやぞん、あらぽん、榮倉にマイクを向けて歌唱するという楽しげな姿をみせ開幕となった。
榮倉は「半年以上前から観ていたアンパンマンにゲスト出演できるのが嬉しいのと、ドリーミングさんの生歌を聴くことができて緊張して、何を話していいか分かりませんが、戸田さんのアンパンマン、中尾さんのバイキンマンが生で聴けて嬉しいです」と、とにかく感激であふれている気持ちを。
トークが『自分を大きく替えてくれた人』がテーマに映ると、榮倉は「どの仕事でも先輩方に助けてもらっているなという感じがしているんですが、今回は戸田さんに助けて頂いたんです」と、切り出し、「収録は2日あったんですけど、戸田さんに図々しく相談することができないと思って1日目を臨んだんです。ですけど、1日目が終わって『戸田さん!難しいです!!』と泣き言のメールして、いろいろ教えてもらえて」というエピソードがあったのだとか。
これに戸田は「大したことしてない!」と恥ずかしげ。とはいえ、かつて2006年に榮倉が初主演ドラマ『ダンドリ。~Dance Drill~』(フジテレビ)で戸田の娘役を演じた榮倉への愛情は深いようで、「アンパンマンを愛するあまり、その思いの丈がメールに出ていて。こんなに真面目に考えてくれているんだと嬉しくなったんです。奈々は子育て奮闘中ですけど『自分の子供の感じでやってみたらどう?』と言って、悩んだ結果なんです。そうしたら、バニラ姫は榮倉奈々のすべてが詰まっているような役が出来上がりました」と、“娘”を褒め称えて、今度は逆に榮倉を赤面させていた。
一方、みやぞんは自分を変えてくれた人へ「伊集院光さんとかいますけど、そのメッセージを受けとったのは自分なので、自分です」と、話して笑いを誘っていた。
そして戸田から、「笑顔がテーマになっています。『人生は喜ばせごっこだよ』と原作者のやなせたかしさんはおっしゃっていました。アンパンマンはレギュラー番組としては31年になります。アンパンマンは大切なものは何かということを感じさせてくれる作品です。お金の話が一切出てこないアニメです(笑)。四季折々も盛り込んでいます。きょうのアニメも素晴らしいものになっているので、楽しんでもらえれば」と、余韻の残るあいさつをしていた。
映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』は全国ロードショー中!