アイドルグループ『乃木坂46』の秋元真夏(25)、齋藤飛鳥(20)、与田祐希(19)、桜井玲香(25)、堀未央奈(22)が5日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(監督:岩下力/配給:東宝映像事業部)初日舞台あいさつを岩下監督とともに開いた。
2015年公開の『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』から4年ぶりとなるドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』が公開!エースの西野七瀬卒業をきっかけに、メンバーたちの心の葛藤と成長を描いた仕上がりとなっている。
全国でのライブビューイングが行われる注目のものとなり、メンバーたちも手を振ったりと楽しげにスタート。
作品を観て秋元は自身が出てくるシーンをポイントに挙げ「生田絵梨花ちゃんとのシーンで、生ちゃんは才色兼備なイメージですけど、この映画の中ではすごく格好良くて!観終わった後に、“あれ?私生ちゃんと付き合ってるんだっけという気持ちになるくらいで」と、いきなり言い出し、場内をザワツカせる。
これに桜井が「違いますよ」と、ツッコんだが秋元は止まらず、「もしかしたら彼氏かもしれない……あくまで私は女の子なんですけど、(生田は)こうやって肩を抱くんですよ」と、隣にいた齋藤の肩に手を回して実演。
さらに、秋元は「メンバーの匂いってわかるんです。椅子とかに座っていて、横をサーッと通ると目をつぶっていても分かる!このなかだと玲香とか飛鳥はわかりやすい」とまで言い出し、ではと、たとえてもらうと「玲香はゴージャスなんです。飛鳥は洗いたてのバスタオルです」と、独特の表現だったが、当の2人は笑顔を浮かべ喜ぶことも。
一方、堀は「真夏さんが泣いているシーンがあって、くよくよしてるんです。でもそれは、良いくよくよで、メンバーを思ってのくよくよで」とコメントしており秋元は「いいように言われてる気がしない!」と、苦笑いする一幕が見られた。
続けて、キャプテンを務め続けている桜井へ『乃木坂46』がこれまでと変わった部分と変わらない部分はないかと質問が上がると、「責任感が増したと思います。最近は、自信をもって、自分たちがちょっと上だと思っているようなレベルのことでも言えるようになったんです。そういうふうに変われたから、いまこうやって経験できている感じがするんです。でも、それと矛盾するようなんですけど、いまだに変わらないのは『できるかな……』と言っちゃうところで、ちょっとなよっとしたところがあって、そういうのがなくなったらいまの『乃木坂46』にはなってない。進んでるんだけど、ちょっとつまずいている初々しさは変わらないいいところだなって」と、しみじみと語った。
そんな桜井へ秋元は、「ライブの後に円陣とか、まとめてくれるときに言葉を残してくれるんです。昔はその言葉が心にちょっとしか刺さらなかったんですけど、いまはど直球でズーンてくるくらい、刺さるんです。そこは変わりました」と、アピール。しかし桜井は、“ちょっとしか刺さらなかった”ということが気になり放心状態といった様子で、そこですかさず齋藤が、桜井へ「いつも素晴らしい顔面してるし、歌もダンスも演技もできる!こんな人居ないです!最高!」と、フォローしだし秋元も「こんな逸材居ないですよ!」と、乗っかる。そこまで盛り上げたが桜井は至って冷静で、齋藤へ「ふだんそんなこと言わないよね」と、詰め寄って秋元は齋藤へ「後で怒られるよ私達」と、戦々恐々でひたすら苦笑いだった。
本作は卒業もテーマに盛り込まれている。これに秋元は「卒業していくメンバーたちは絆が深まっているので、辞めないでと思うんです。卒業する子の話を聞きますけど、やっぱり寂しいものは寂しいという部分は変化がないんです。でも、卒業という言葉を発することに抵抗はなくなってきたので、私も『もうちょっとやろうよ!』という回数が増えました」と、以前よりメンバー間で卒業を口にしやすくなったと証言。続けて秋元は「50歳、60歳まで『乃木坂46』やってほしい」と言い出し、桜井が「それはいいけど『インフルエンサー』は踊れないよ」というと、秋元は、「ずっとトロッコで、踊りません(笑)」と、切り返しで笑いを誘っていた。
そして最後に桜井から「前作からの空白の間での成長が大きいと私達も実感しました。ただ、綺麗な輝かしい部分だけじゃなくて、メンバー個人の葛藤とかも描いている素晴らしい作品になっているので瞬きせずに楽しんでください」と、呼びかけていた。
なお、登壇予定だった白石麻衣は体調不良により欠席となった。
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は全国公開!