『舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~』(脚本・演出:丸尾丸一郎(劇団鹿殺し))公開ゲネプロが6日、東京・天王洲 銀河劇場で開かれ銀役の佐奈宏紀、ベン役の郷本直也、ジョン役の安里勇哉、赤目役の荒木宏文、リキ役の坂元健児らが熱演で魅せた。
『銀牙 -流れ星 銀-』は1983年から87年にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)に漫画家・高橋よしひろ氏が連載していた人気漫画。熊と戦う犬たちの愛、勇気、友情、正義、諦めない心などがストレートに描かれ、その勇姿に読者も心を打たれるものとなった。
ゲネプロ前には囲み会見が開催。キャスト陣がそれぞれコメントを寄せた。
○銀役:佐奈宏紀
事前けいこで1から犬の動きや歌、基礎を固めて入念でち密で濃密なけいこをしてきました。
けいこでこんなに疲労したのははじめてというくらい疲れもしたのですが、初日を迎え、ようやく劇場に立ってお客様にお見
せできるというのがとてもうれしいです。
1公演1公演大切に、ケガなく千秋楽を迎えられることを願っています。
たくさんけいこをしてきて、圧倒的なものをご用意した自信がありますので、ぜひ楽しみにしていてください。
○ベン役:郷本直也
早くお客様にお見せしたい気持ちと早く舞台に立ちたい気持ちでいっぱいです。
最後までケガのないようにみんなで熱い犬(おとこ)の物語をみせたいと思います。
銀をはじめ、犬たちがみんなそれぞれ成長していき、最後に赤カブトに向かっていくという物語を、お客様も私たちと仲間
になって赤カブトを倒すための旅を一緒に楽しんでいただけたらいいなと思っております。どうぞお楽しみください。
○ジョン役:安里勇哉
はじめての犬役ということで、今回は「犬」ということを特に意識してけいこをしてきました。丸尾さんもおっしゃっていましたが、犬になることを楽しみながら最後まで演じたいなと思っております。オープニングからみんな、死ぬ気で熱くやっているので、ぜひオープニングから注目してほしいなと思います。
○赤目役:荒木宏文
2.5次元作品の中でも、原作を忠実に再現するというより、人間がどう犬を演じるのかというアプローチで衣裳やヘアメイクなどのビジュアルができ上がっていくという体験をはじめてしました。原作が好きな方、物語が好きな方にも楽しんでいただけると思いますし、舞台というエンターテイメントの形として新しい作品を提示できると思っています。ぜひ劇場でご覧いただき評価していただけたらなと思います。
○リキ役:坂元健児
お隣の大井町では劇団四季が猫の物語とライオンの物語をやっております。
この天王洲アイルでは劇団鹿殺しの丸尾さんが熊に立ち向かう犬の物語をこれから披露させていただきます。なんだか動物の名前がたくさん出てきましたが、打倒大井町! 打倒劇団四季! で頑張りたいと思います。
○脚本・演出:丸尾丸一郎
犬たちの物語を舞台化するということで、キャスト達と一緒に、まずは4本脚で歩いてみるところからはじめ、犬で喧嘩をするエチュードをやってみたり、本当に手探りで何が答えかわからない中、キャスト達と一緒になって答えを探してきました。約1ヶ月の時間をかけて、僕たちなりの答えが出せたのではないかと、今は自信をもって思っております。
犬たちとの旅をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~東京公演は6日から15日まで天王洲 銀河劇場にて、神戸公演は7月20、21日にAiiA 2.5 Theater Kobeにて上演!
■出演キャスト
銀:佐奈宏紀
ベン:郷本直也
ジョン:安里勇哉
スミス:塩田康平
ハイエナ:尾関陸
赤虎:赤澤遼太郎
中虎:岩城直弥
黒虎:松井遥己
モス:千代田信一
黒邪鬼:北代高士
竹田五兵衛/語り:平川和宏
赤目:荒木宏文
リキ:坂元健児
いっとん(KoRocK)
永井直也
佐久本歩夢
岡田治己
前山義貴
矢野秀実
※記事内写真は(C)高橋よしひろ/集英社・舞台「銀牙 -流れ星 銀-」