9月13日に公開される俳優・小栗旬主演の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(監督:蜷川実花/配給:松竹 アスミック・エース)の場面写真が16日、解禁となった。
作家・太宰治の代表作の1つ『人間失格』。その誕生秘話を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から事実をもとにしたフィクションとして映画化した作品。太宰を小栗、太宰の正妻・美知子に宮沢りえ、作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ、最後の女・富栄に二階堂ふみ。太宰と女たちを取り巻く男性陣に成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら豪華キャストが集結している。スタッフも豪華で、脚本に『紙の月』の早船歌江子、撮影に『万引き家族』の近藤龍人氏、音楽には三宅純氏を起用しており、世界観をさらに広げることとなる。
今回解禁された場面写真には、正妻・美知子(宮沢)と2人の子どもに囲まれる一方で、愛人の静子(沢尻)と恋人のような甘い空気で見つめ合う姿や、富栄(二階堂)と密着する太宰の、3人の女たちとのスキャンダラスな恋を感じさせる姿が映し出されている。無頼派を代表する作家で同士である坂口安吾(藤原)から「地獄に堕ちて書いてるか?」と発破をかけられ、心を許す親友作家・伊馬春部(瀬戸)と酒を酌み交わし、若き小説家・三島由紀夫(高良)に挑発されながら“本当の傑作”を追い求める太宰。
一方で、太宰の子どもを身ごもった静子の弟・薫(千葉雄大)からは認知を迫られており、女たちに求められるがままに応え、ゆえに女たちを傷つけている修羅場の太宰に対し、若手編集者・佐倉潤一(成田)は「書いてください!『人間失格』。先生にしか書けない、どこまでも罪深い小説を!」と言い放つ。そして、雪が降りしきる中、虚ろな表情でただずむ太宰の姿も見られるものとなっている。
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日よりロードショー!
※記事内画像は(c)2019 『人間失格』製作委員会