女優・三吉彩花(23)が18日、都内で主演映画『ダンス ウィズ ミー』(監督:矢口史靖/配給:ワーナー・ブラザース映画)の限定試写会に、共演のやしろ優(32)、chay(28)、三浦貴大(33)、ムロツヨシ(43)、宝田明(85)、矢口監督とともに出席。「あらためて今日が迎えられて感無量。いろんな世代の方に共感いただけるハッピーな映画なので、みなさんで盛りあがってほしい」と熱烈PRした。
8月16日の日本公開に先行して世界の映画祭で上映され、特別監督賞や観客賞を受賞した話題作で、「ミュージカルって突然歌い踊り出すなんてヤバくない?」をテーマにしたコメディ・ミュージカル。子どもの頃からミュージカル嫌いの静香(三吉)が催眠術のせいで、音楽が聞こえるたびに歌い踊り出すカラダになり、所構わず歌い踊ることで日常がハチャメチャになる…という物語。
この日、会場中通路からダンシング、全員でポージングをキメてからステージ上に登場した三吉は「日本初のミュージカルコメディ映画ということで、前々からたくさんの方に期待を持っていただいていた。撮影の2ヶ月ぐらい前から歌とダンスの練習を始めて、まだまだ私のスキルが作品に追いついていないんじゃないかと思いながらやっていたが、海外でこの作品が評価されて、自信に変わった」としみじみ。
”嘘くさい先輩エリート社員の村上”役の三浦は「ダンス苦手なので…いや、ダンス得意なんスけど…」と言い直しつつ、「今まで触れたことのない種類のダンスで、(三吉と)ふたりで合わせたのが1回か2回なので、自宅で夜になったら窓に映った自分の姿でダンスの練習をしていた」と苦笑い。”こズルい調査員の渡辺”役のムロも「僕はすでにミュージカルに3回出ていて、(矢口)監督に『ミュージカルに出ていますからね』と言ったのにもかかわらず、ミュージカルのシーンが一切なかった」と矢口監督に恨み節。それでも「クランクインの日に着ていった私服を監督が『その服いいね』と作品に採用してくれた。”こズルい調査員”に似合う私服も微妙だけど、ラストシーンに採用されているのでぜひ、注目してほしい」とご満悦だった。
この日は、三吉の「映画冒頭の静香(三吉)が突然踊り出すオフィスのシーンがきらびやかでみなさんも踊りだしたくなるかも」をはじめ、出演陣それぞれが作品の見どころを紹介したが、ムロの番になったところで、時間の関係でMCからストップ。これに残念がるムロだったが、イベント終了間際に矢口監督から「ムロくんが今日イチいいことを言ってくれる」と突然無茶振りされ、ムロは「喜劇はお客さんの笑いががあって完成するもの。今から今日イチ面白いことなんて言えるわけありません!」と場内を和ませていた。