俳優・廣瀬智紀(32)、小越勇輝(25)が20日、都内で映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』(監督:毛利安孝/配給:ユナイテッドエンタテインメント)完成披露イベントを毛利監督とともに開いた。
2017年3月に公開された探偵バディムービー『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』が、2年ぶりに帰ってきた!祖父から引き継いだ紅伊探偵事務所の2代目所長の風変わりな探偵・紅伊玲二(廣瀬)とその相棒・柳沢祐介(小越)。2人は表には出せない秘密を抱えた依頼人を救っていたが、本作では玲二の父親の失踪にまつわるさまざまな陰謀も絡み合い、謎が謎を呼ぶ展開へて発展していく。2人のほかにも、山田ジェームス武、岸明日香、田島令子、山野井警部補・中野マサアキ、仁科貴、諏訪太郎らが出演している。
2年ぶりに紅伊玲二を演じてみて、廣瀬は、「久しぶり感はあったんです。けど1度演じているので、役者をやっているからかもわからないですけどスイッチが入る瞬間ってない?そういうふうに衣装を着ると紅伊玲二として、格式高い家柄とか、気品あふれる感じで、所作も綺麗にやりたいなという意識になって追求したくなるんです。前作で世界観を説明させて頂いた上で、2で世界を広げてくださったので、より自分のやりたいことが広がった感じです」と、スイッチが切り替わったそう。
そこから廣瀬はさらに、「もちろん2を撮っていた段階ですけど、3、4かというのはありますけど、より一層自分のなかで大切作品になってたという感想を持ち得ました」と、いきなり締めのようなコメントを言う天然さを見せ、笑いを誘う。
本作には立ち回りもあるが廣瀬は「劇中劇の『片岡為二朗一座 国定忠治 名月赤城山』の中でも刀を扱ったシーンがあるんです。ああいうふうに殺陣をするのが初めてでした」といい、小越へは「そういうのも感じさせないぐらい、ベテラン感ありましたよ」と、褒める一幕も。
そんな小越は新相棒として本作を演じたが、廣瀬とは以前舞台で共演したそうで、小越は「舞台で先輩と後輩というのでやらせて頂いたことがあって。久々に会いましたけどマイペースさというか、和むようななかに芯があるというか」と、変わっていない感じを語る。
その小越のいう廣瀬のマイペースさはイベント内で存分に発揮され、毛利監督が小越のことを言っているときに廣瀬が「ありがとうございます」と、自分のことと勘違いしてお礼する一幕もあり、観客達は大爆笑だった。
逆に廣瀬は小越へ「芯があって、仕事のやり方とか価値観をリスペクトできるというか。そういうのがあるとよりクリエイティブな気持ちになれる。その潜在能力の高さがすごいなと思っていて、こうやって入ってくれたから、面白くなるなって、流石だなの一言です!」と、高評価だったが小越からは「一言じゃない!」と切り返しが入ってまたも場内は爆笑に包まれることに。
そして小越は、「謎が膨らんでいるので、どうつながっていくのかという感じがしています」と、アピールし、廣瀬から「探偵モノって僕の中ではドラマなんです。いろんなところで自分自身も成長していくというか。男のロマンみたいなところがたくさんあるので、そういうのを表現していけたらと思っています」と、意気込みつつ「みなさんに忘れられないうちに続きの作品を!それとこの世界線に感謝します」と、さらなる天然発言が飛び出す。さらには、「“20”を目指して頑張りたい!いや、20は言いすぎたな。9です!」と言い出す廣瀬に小越は「9だったら10まで行けばいいのに」と、笑っていた。
映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』は今秋劇場公開予定!