2015年10月にメンバー全員卒業したアイドルグループ『アイドリング!!!』が2日、東京台場・青海周辺で開催されている『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』(通称:TIF)のSMILE GARDENステージでTIF2019限定での復活を果たし、ファンを楽しませた。
午前10時すぎ“1日限りの同窓会ING!!!”と題したステージ。“6号”外岡えりか、“9号”横山ルリカ、“12号”河村唯、“14号”酒井瞳、“15号”朝日奈央、“19号”橘ゆりか、“22号”倉田瑠夏、“27号”高橋胡桃、“29号”玉川来夢、“31号”古橋舞悠、“32号”関谷真由、“34号”佐藤麗奈の全員卒業の日まで在籍した12人が出演する。
4年ぶりにTIFのステージに上がった彼女たちをひと目見ようと詰めかけた観客たち。少し色あせたメンバーの名前が入ったナンバリングTシャツを着た者がいたりと、まさに“同窓会”といった雰囲気。しかも、ライブ直前にはかつて、『アイドリング!!!』の番組のOPで流れていたグループの映像が流れ、4年前に戻ったかのような気持ちになる粋な演出も。
そして、12人はなんと自身の“番号”が入った新衣装に身を包み登場!トップを飾った楽曲は、デビュー曲の『ガンバレ乙女(笑)』。ブランクを感じさせないステージングに、ファンたちもヒートアップし、応援にも熱を帯び、歌い終えると「ただいまー!」と、声をかけると、「おかえりー!!」の歓声が返り、ファンたちが思い思いのメンバーの名前をコールすることも。
そのままMCへ。登場前に円陣を組んだときに、涙したメンバーがいたことや、“TIFの印象的だった思い出”について1人ずつトーク。横山が「中学時代に同じ吹奏楽部だった子と、1回目のTIFで別々のグループだったけど再会した」と、掘り出したような思い出や、河村は父親とsmile gardenステージでコラボしたことで、酒井も母親とステージ共演したことを挙げる。そんな積もる話をメンバーが思い思いに話したため、古橋が話している際にはスタッフから、“巻き”の指示が入ることもあり、どこかちょっと抜けた感じも『アイドリング!!!』らしさを感じさせた。
「最高のメンバーで思い出が詰まったステージをしたいと思います」と、気合を入れ直したり、衣装へ「現役のときよりお金かかってる」「丈もメンバーによって違います」という暴露話もあったりするなか、2曲目はTIFの『アイドリング!!!』ステージでもよく歌われた『サマーライオン』。3曲目は色あせたナンバリングTシャツをまだまだ“守り続けてほしい”ということで『MAMORE!!!』を披露した。
そして『やわらかいはぁと』で、和やかな感じを見せたり、グループの番組MCやイベントMCなどを務めたフジテレビの森本さやかアナウンサーも登場してファンと自身の4年という歳月をイジッて笑わっせつつ、「こんなにたくさんの方に愛されて幸せな職業だと思います」と、ラストは『職業:アイドル。』と、さまざまなアイドルシーンを飾った彼女たちだからこその心に染み入るような選曲で“同窓会”を終えていた。