アイドルグループ『NGT48』が3日、東京台場・青海周辺で開催されているアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』(通称:TIF)のSMILE GARDENステージに登場した。
『NGT48』は今年1月、当時のメンバーだった山口真帆(今年5月に卒業)が、昨年12月に自宅で男性ファン2名から暴行被害に遭っていたことを告白。その後、山口と運営側の意見は食い違い、事態は混迷を極めることとなった。事件発覚後、『NGT48』の通常公演はほとんど行われておらず、外部イベントに参加するのは今年1月3日のアイドルイベント以来、7ヶ月ぶりとなる。
午前9時10分、TIF2日目の一番早い時間のステージ。開演直前に、舞台裏から気合を入れる声が聞こえるなか、34人が登場。
パフォーマンスではなくあいさつから始まり、荻野由佳から「本日は暑い中、朝早い中からありがとうございます。きょう、私たちがこのステージに立たせて頂いたのは『NGT48』34人全員でパフォーマンスをさせて頂きたいという思いから、スタッフの方にお話をして、このようなステージを設けて頂きました。心から感謝しています」と、お礼。
さらに、本ステージの発表が今月1日とわずか2日前だったということで、「タイムスケジュールがすべて決まっていたにもかわらず、私達『NGT48』のパフォーマンスする場を提供してくださったTIFのみなさま、協力してくださったみなさまに心から感謝しています。そして、デビュー前から『NGT48』を応援し支えてくださった、新潟県のみなさまにまた受け入れて頂けるよう、そして『NGT48』がいてよかったと思って頂けるように。私たちを信じて応援して待ってくださるファンのみなさまに信じて待っていてよかったと思って頂けるように、私達はこれからも全力でパフォーマンスをして、精いっぱい頑張らせて頂きたいと思います。よろしくお願いします」と、メンバー一同で声をそろえ頭を下げた。
そして荻野の「TOKYO IDOL FESTIVAL、行くぞー!!」の掛け声で、『NGT48』初オリジナル楽曲となった『MAXとき315号』からパフォーマンスをスタート。続けて、『青春時計』、『春はどこから来るのか?』と、グループのシングル曲を立て続けに披露。研究生の楽曲『今日は負けでもいい』では、SNSで不適切な投稿をしたとして今年5月に研究生に降格した加藤美南が最前列でパフォーマンスを見せていた。
MCで荻野は「きょうのステージをどのくらいの方が私達を観に来てくださるんだろうという不安もありましたが、こうして暑い中、たくさんの方が観に来てくださって本当に本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです」と、お礼の気持ちを伝え、『世界はどこまで青空なのか』を披露した。
約20分ですべてのパフォーマンスを終え本間日陽(19)から「今年もこのTIFのステージに今年も立てたことが本当に本当に嬉しかったです。声援を送ってくださったみなさま、朝早い中観に来てくださったみなさま、感謝の気持ちでいっぱいです。また、私たち『NGT48』はここから全員で、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と、呼びかけ再び深々と全員で礼してその場を後にした。