宮迫博之 会見が闇営業報道後1ヶ月以上かかった経緯へ20分以上にわたって説明 吉本興業・岡本昭彦社長から告げられた会見の代償【会見全文2】

宮迫博之 会見が闇営業報道後1ヶ月以上かかった経緯へ20分以上にわたって説明 吉本興業・岡本昭彦社長から告げられた会見の代償【会見全文2】1

 【(宮迫博之“闇営業”問題へ「今回の騒動の全責任は僕にあります」田村亮と会見冒頭から何度も頭を下げる【会見全文1】)より】

 ――テレビ朝日の山崎です。宮迫さんは謝罪の気持ちだと思いますけど、宮迫さん自身は引退を申し出たとも伝えられていますけど、その経緯は?

 (宮迫下を向いてから顔をあげる

 宮迫:引退を覚悟して謝罪会見をしたいという意向は会社の方には伝えたことはございます。その引退してでも記者会見をしたいという経緯をお話しすると、非常に長くなってしまいますがよろしいでしょうか。

 まず最初に、僕がフライデーの直撃を受け、「反社会的勢力のパーティーに参加しましたか?そこで出演者全員100万円ずつギャラを受け取りましたか?」と聞かれました。そのとき僕は5年ほど前のことでしたので全く記憶がなく、写真を見せられ、自分がいることを確認し、行ったんだということを分かったうえでも、はっきりとは思い出せませんでした。そのとき僕が記者に言ったのは、「全員が100万円もらえるようなそんな営業あるわけないよ。そんなもろうてへんよ全員なんて。それに反社会的勢力なんか知り合いにおるわけない。なんなのこの記事は」と。そのとき僕は、そんな記事は掲載されるはずがないと高をくくっていましたので、「分からないから会社に言ってくれ」とその場を離れました。マンションの自分の家に着く前に、「(カラテカ)入江からの紹介」という文言を聞いていたので、入江くんに電話をかけました。最初入江くんに言っても、最初は思い出せなかったんですけど、こんなメンバーが写っていたというのを伝えると思い出したようで。

 僕はそのとき、入江くんが反社会的勢力とつながっていたかどうか、被害者の方々から奪い取った金を受け取ってしまっていたというとんでもない過ちを考えもせず、「付き合いがどうなのか」だけがどうなのかということを確認しました。「そんなのはないです」と、「絶対やな?」と。その時の僕は「じゃあこんな記事載るわけない」と。じゃあ大丈夫やと電話を切り、その次の日にもう一度入江くんから電話があり「お金のこと言わなくていいですか?」と。当時の写真に写っているメンバーを見て「お車代程度やろ?じゃあ大丈夫や。俺はもらってたのか?」「もらってます」と。

 でもそのあと、年末にいつも忘年会を開いていたので「そんなん俺、受け取っても、そこの金、これで払っといてくれってお前に言うたよな?」と。そこの部分だけはなんとなく覚えていたので。「そうです」と入江くんに言われて。勝手な、本当に身勝手な自分の解釈で、じゃあ自分はギャラはもらっていないんじゃないかと。その他の人はお車代程度だろうと思い込み、「もらっていないでいいん違うか?」と入江くんに言ってしまいました。そして他のメンバーにも「もらっていないということで言うといてくれ」と入江くんに指示を出しました。会社にもそう言ってくれと指示を出しました。

 そこから、2日が経ち、入江くんから電話があり。「解雇された」というふうに聞きました。こんなことで解雇になるんだと。まだ、僕はそのとき事の重大さに気づいていませんでした。詐欺の被害者の方々がいるということを、まだ僕は気づけませんでした。会社に電話して「なぜこんなことで解雇になるんだ」と、詰め寄ったりもしてしまいました。自分が悪いのに。

 そのあと、さらに3日後、フライデーが発売され、結局載ってしまったんだと思い、自分の想像をはるかに超えて世間の反応が大きく、怖くなってしまいました。その次の日に、亮くんから電話があり「お金のこと言いましょう」と。それでもまだ僕は「打ち上げ代を出してもらっただけだ」と自分の中で思い込みたいという保身があったと思います。亮くんに「いくらもらったんだ?」と聞くと、「50万円」だと答え、俺はいくらもらったのか聞くと「100万円」だと。それでもまだ僕は「それで打ち上げ代払っただけやろ?」と。すると「宮迫さんはそのお釣りを受け取っていました」と。それはもう会社に言わなあかんとなり、その足で2人会社に行きました。

 そして(レイザーラモン)HG、ガリットチュウ福島くんと合流し、吉本興業社員2人、吉本興業の弁護士さん2人、計8人で。それが6月8日のことです。金をもらったと、会社が発表するのはそののちの24日です。8日から24日まで間が空いています。それは僕たちがそのときに社員、弁護士、すべていくらもらったかの金額など言いました。「今さらひっくり返せませんよ」と。僕もそれは思ってしまいました。どれだけの騒動になるのか、どれだけ迷惑をかけてしまうのか、怖くて仕方ありませんでした。それで8日から「ずっと静観でいきましょう」と言われました。それに、僕たちも納得してしまいました。

 でもその後、1日、2日経っていくうちに世の中はさらに大きな問題になっていきました。そのなかで詐欺被害者から奪い取った金を受け取っているんじゃないかという報道をたくさん目にして、情けなく、申し訳なく自分のことが許せなくなり、何度か吉本社員に「大丈夫か、会見を開いていった方がよいのではないか」と。「いえ、会社としては静観です」と言われました。

 そして24日、急きょ会社に全員が呼ばれました。その時に「全員謹慎です」と、告げられました。もちろん僕自身は謹慎をするのは当然だと思いました。でも、僕と後輩たちの罪はまるで違います。その時に亮くんが「記者会見をやらせてください。全部自分たちの口で、金額、経緯、事実を伝えさせてください」と声をあげてくれました。ダメだと言われました。記者会見はさせるつもりはないと断言されました。亮くんは「辞めてでも、僕1人でも会見をさせてくれ」と声を上げてくれました。

 そのとき、吉本興業の岡本(昭彦)社長がそこにいた「弁護士、社員すべて出ろ」と。僕たちと岡本社長5人だけになりました。まず最初に、岡本社長がおっしゃったのは「お前らテープ回してないやろな」と、言われました。「回してません、そんなことあるわけありません」「亮、ええよ、お前辞めて1人で会見したらええわ、やってもええけどそんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんなら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんや」と。そう言われて、全員何も言えなくなりました。それが24日です。そののちに謹慎期間に入ります。

 その間もワイドショー、いろんな報道番組で先輩、後輩、仲間たちが……つらい思いをしながら僕たちに対するコメントを、本当に本当に言いづらかったと思います、本当に申し訳ないです。それを見ていてやはりだめだと、もう1度会社に「引退してでも記者会見をやらせてくれ」と連絡しました……何度も連絡しました。それが7月7日、僕のマンションまで吉本興業の名前は言いません、一人がきました。「引退するなんて言わないでください、話しましょう」。

 そして8日に僕と亮くんが行き、そこで初めて僕が全責任を負い、引退するんで、引退会見でいいので謝罪をさせてくれと岡本社長に嘆願しました。「引退はさせない、させるわけにはいかない」とおっしゃり、「わかった、会見はさせてやる、そのかわり期間はこちらで決定する。それがいつになるかわ明言できないと言われました。でも僕たちは1日でも早く、今すぐにでもいいから会見をやらせてください」とお願いしました。それでも「それはできない、期限はこっちが決める、こっちの権限だ」と言いました。僕は何度も言いました、「会社のためにも、すぐにやるべきです」。でも「期限はこっちで決める」の一点張りでした。その時に、「僕とみんなは罪が違うので謹慎期間を短くしてくれ」と言いました。お金がそんなに儲けれていない子たちもたくさんいて、家族もいますので。それをお願いすると「わかった」と。言ってもらえました。

 そのあと、亮くんと話して「おそらくあの空気感、あの感じ、ひと月ふた月引き伸ばされて、結果うやむやにされるのではないか」「(会見を)させてもらえないのではないか」という不信感がぬぐい切れなかったので、僕たちは自分たちに弁護士を付けることを選択しました。弁護士を通じて会話をし、そこからは話は進展し、期間もなんとなくではありますが、近日中にという方向性に向かっていました。それでも遅いです、遅すぎますがようやく会見にたどりつけるという事で安どしておりました。

 そして2日前(の7月18日)、僕たちの弁護士さんのところに書面で、「僕と亮くん2人の引退会見、もしくは2人との契約解除、どちらかを選んでください」という書面が突然送られてきました。意味がわかりませんでした。引退ということもなく、謝罪会見をさせてもらえると思っていた僕たちはどうしたらいいのかわからなくなりました。でも僕たちが弁護士を付けるという選択肢をしたことで吉本興業も構えてしまったのかもしれません。

 でも、僕たちの思いとはあまりにも違いすぎたので「岡本社長とお話しがしたい」という気持ちになりました。でも弁護士を付けた時点でしゃべることはできないということでしたので、申し訳ありませんが僕たちについてくれた弁護士を一旦解除し、僕と亮くんは(吉本興業)本社に行きました。そして社長と話させてくれとお願いをしました。そこで部屋に通されました。

 来たのは弁護士さん2人だけでした。そして「2人の引退会見、それを拒むなら2人の契約解除、この決定は揺らぎません」と。「待ってください、僕は岡本社長とお話がしたい、僕たちの思いと違いすぎます」と。「ならわかりました、せめて僕1人の引退会見、それで僕が全責任を背負って、やりますのでやらせてください」と言いました。「言うだけ言っておきます」そう言われました。そこで「記者会見をやるなら明日の12時」と言われました、急に明日の12時に引退会見と聞いて、もう、どうしていいかわからずでした。「会見をするならば今から2時間後、こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます。引退会見をするならば」と言われました。そして会社を出て、亮くんと話し、そこで会社主導の会見、当初、僕たちがお願いしていた生放送ということも叶わず、そうなるくらいならば、会社を辞めて自分たちでという判断になり、今日に至っております。

 ――その引退会見が、実は昨日行われる予定だったということですね?
 宮迫:そうです。

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