映画『東京喰種 トーキョーグール』(監督:萩原健太郎/配給:松竹)公開直前『美食家たちのための晩餐会』が20日、都内で開かれサプライズゲストとして窪田正孝(26)、桜田ひより(14)、白石隼也(26)、柳俊太郎(26)が登場し、司会はお笑いコンビ『コーヒールンバ』が務めた。
漫画家・石田スイ氏が『週刊ヤングジャンプ』累計2300万冊の発行部数を誇る人気コミック『東京喰種 トーキョーグール』が実写映画化。普通の大学生のカネキ(窪田)がある事件をきっかけにリゼという喰種の内蔵を移植され人の姿をしながらも人を喰らうことでしか生きられない半喰種(グール)化してしまったことから、人間と喰種の衝突に巻き込まれていく姿が描かれる。
イベントでは、仮面をつけた観客たちに受付時に配布されるードを持つ4人の仲間を集めると食事が振る舞われるというゲームが行われたが、この3組目に4人が登場。それぞれ仮面をしていたが、ひと目でキャストだと分かるようで、登場した瞬間から黄色い声が飛び交い、感極まって泣き出すファンまで現れる熱狂ぶり!
そんな歓声のなか窪田は、作品について「あの世界観をドラマに起こすとなると難しいのですが、自分を消す作業から始まりました。カネキは保守的な役柄で、周りはみんな個性的なキャラクターだったので、こっちは作ってもらったという感じです」と、しみじみ。
続けて窪田は、「だから現場で何もしてないから、しゃべる権利がないんです」と、すまなそうに話すと、白石は「頼もしい座長でしたよ」と声をかけ、窪田も「じゃあ後でお肉おごるよ」と、2人で笑いあっていた。
話が食事シーンに移ると、桜田は「見た目のインパクトはすごかったんです。でも食べてみると目はすごく甘くておいしいんです」と、意外なコメントに、場内もどよめきが。白石は「『馬の糞でも食ってる気分だ!』というセリフがあるので、事前に牧場に行って、馬の糞を食べたので自然にセリフが出てきて……嘘ですけど」と、ニヤリと笑い場内を沸かせた。
さらに、白石から窪田に言いたいことがあると詰め寄る一幕も。こちら白石演じる西尾錦がカネキの首をつかむというシーンで、「壁にガーンっていくときは背中にパットとかをいれるんですけどなかったので、首をつかむところで止めたんです。そうしたら窪田さんは『カットかかってないからやっていいから』とおっしゃってくれて。僕もそのときは『そうですね』と言ったんですが、よくよく考えてみると、危ないっすよ!」と、説教。しかし窪田は、「けがしたらそれはそれかなって」と、ひょうひょうと返し、白石をうならせていた。
イベント後半には、劇中でコーヒーを本格的に淹れる喫茶店で働くという設定にかけ、その場で司会がコーヒーを淹れるものに。窪田は司会がコーヒーに手いっぱいになっているのを見て「僕らがつないでおきましょうか?」と、気遣いを見せたり、観客たちから窪田へ「コーヒーは飲めないんじゃ?」という声がかかると、以前にこの司会から淹れてもらった際に、それだけは大丈夫だったと会話したりと距離の近さを見せていた。
映画『東京喰種 トーキョーグール』は29日より全国公開!