吉本興業株式会社代表取締役社長の岡本昭彦氏が22日、都内で会見し途中休憩を挟んで5時間30分以上にわたって報道陣の質問に答え続けた。
会見では、『雨上がり決死隊』宮迫博之と『ロンドンブーツ1号2号』田村亮が同20日の会見内で、岡本社長から「お前ら、テープ回してないやろな」と言ったとされたことが明かされたり、謝罪会見を早期に開催することを吉本に何度も求めたが、岡本社長から「会見したら連帯責任で全員クビにするからな」と、パワハラではないかとの言動があったことについても質問が飛んだ。
「お前ら、テープ回してないやろな」の発言について宮迫らの主張ではほかのスタッフを退出させ、岡本社長と宮迫ら芸人4人だけの場で発言されたと話していたが、このことに岡本社長は「場を和ますための冗談だった」と説明。「まったく受け入れられず、笑われることもなく」と話した。
一方の「全員クビ」と言ったとされることへ、反社会的勢力からの受領金額すら確定していない状況になり、「それぞれがそれぞれのことをずっと話していて、本当に大事なこと、反社会的勢力の方からお金をとられた被害者の方がおられるということが、そのやりとりをみていて、あまり感じられなかった。和ませよう、という半分。もうええ加減にせえ、という感じだった」と、説明した。
これらの発言が岡本社長からの“圧力”ではなかったかとの声については否定しつつ、「それが伝わっていなかったいうことは、僕の思っている距離感と彼らの思う距離感が違ったということなので反省しなければならない」と、語った。