ヒット曲『残酷な天使のテーゼ』『魂のルフラン』などを歌っていることで知られる歌手・高橋洋子(53)が30日、東京・新宿高島屋11階の特設会場で『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展+EVANGELION ARTWORK SELECTION』内覧会に登場した。
来年6月に最終作が公開予定の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズをモチーフに、全国の刀匠が制作したオリジナルの逸品を堪能できる『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展』が6年ぶりに26点の展示。さらに合わせて、全国を巡回する人気の展覧会『エヴァンゲリオン展』の中から原画・設定資料、約200点を『EVANGELION ARTWORK SELECTION』として展示する。最終作に関するものもあったり、コラボメニュー、グッズの販売『エヴァンゲリオン初号機・前ねぶた』の特別展示などもあり欲張りな企画となっている。
ハイパーアジアンミックスを意識したという衣装とセットアップで登場した高橋。展覧会をめぐってみて『EVANGELION ARTWORK SELECTION』の部分へ「エヴァンゲリオンの24年前のものも展示されていて、原画、セル画、CGのプリントアウトとか時代の流れを感じます。技術者のペンさばきから現代のテクノロジーを使ったものが立体的であったり色彩であったり、細やかに展示されていると思います」と、感想を。
なかでも「最後のブースのあたりは秘密が満載なので、来て頂くお客さまにはいろんな秘密が隠されているなという気持ちで観て頂くとさらに面白いのではないかなと」と、胸が弾むものになったそうだ。
一方、『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展』へは、「ワールドツアーをしている最中でいろんな国にお伺いするのですが、日本の匠の技術は世界でトップだなと感じているんです。展示を観てみて、本当にこれを人間が作ったのかと驚き、ここまで細やかな表現もできるのかと感嘆しています。エヴァンゲリオンをモチーフにしたものであれば、作者の方から再現が難しいだろうというものも、その想像を超えるクオリティーで作られているものもあるんです。それは、私も同じ日本人として誇りに思います」と、相当に感銘を受けたよう。
ちなみに、展示してある20キロあるというロンギヌスの槍も持たせてもらったそうだが、「重たくて、写真を撮る間キープしていることができなくて」と、ずしりとした感じだったそうだ。
高橋のエヴァンゲリオンへの思いも尋ねると、「私がエヴァンゲリオンと出会ったのは今から24年前になります。24年間も続けて、こんなにもたくさんの方に愛して頂けて、日本刀とのコラボになるんて思いもしませんでした。世界中、海を超え伝わっているということは、私としては驚きと同時に嬉しいなと思っています。エヴァンゲリオンの楽曲を歌わせて頂いたということは、私にとって天からのギフトだなと思っています。これからもみなさんにエヴァンゲリオンを愛して頂いて、そしていろんな国の方とお会いさせて頂いて、いろんな音楽をお届けできれば」と、あふれる思いを伝えていた。
その後、展示してあるカウンターソードを手に記念撮影することも。こちらもロンギヌスの槍ほどではないが「重いですね(笑)」「ずっしり来まして、こういうものをうっかり落とすわけにもいかないと」と、ちょっと緊張もしていた。
『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展+EVANGELION ARTWORK SELECTION』は8月30日から9月9日まで新宿高島屋11階の特設会場にて!
※記事内写真は(C)カラー