映画『残された者－北の極地－』ジャパンプレミアが開催！
女優・佐藤仁美（39）が12日、東京・新宿バルト9で映画『残された者－北の極地－』（監督・脚本：ジョー・ペナ／配給：キノフィルムズ／木下グループ）ジャパンプレミアに登場し、ハリウッドスターのマッツ・ミケルセン（53）を出迎えた。
飛行機事故で機体を北極地帯に不時着したパイロット・オボァガード（ミケルセン）が、救助を待つため酷寒の大地でサバイバルを繰り広げる。しかし、ようやく来た救助のヘリコプターも墜落、女性パイロットは大怪我を負ってしまう事態に。そこで自らの足で窮地を脱するために行動を始めるという、サバイバル・ドラマ作品。
まずは、歓声に迎えられる中、ニコニコと手を振りながらミケルセンが登場。「スーパーワクワクしてます」とお茶目なコメントで沸かせることに。
すでに、6日から来日しているとミケルセンは、「京都に行ってました、自転車でめぐったんです。神社や鞍馬に行ったり、温泉に行ったりしました」と、満喫しているのだとか。
それでも、撮影の話になると打って変わって「常に事件が起こっている感じで、事前に35日といわれていた撮影日が、19日しかなくて。嵐の日と思って用意しているとお日さまが出てきたり。撮影していると雪が降ってきてしまったり。天気の変わり方に合わせて撮影しようとしていましたけど、こちらがフレキシブルに撮影するようになりました。現地では5分待てば状況は変わるのでというので」と、天候に手を焼いたという。ただし、厳しい環境というだけではなく「足跡などに関しては大変じゃなくて、2テイク目を撮るとなったら、違う方向に1マイルほどいけば、足跡も見えなくなって大丈夫でした」と、自然に助けられた部分もあったようだ。
撮影全体を通してみてミケルセンは、「美しいほどにシンプルな物語のつづられ方、この作品にかんしてはパーフェクトなつづられ方だと思います。サバイバル映画のありがちな方向には行かず、正直に進んでいきました。それでも、撮影は楽で、状況は厳しかったけど差し引きで50：50くらいかな」と、笑いながら話し、苦労をものともしない様子を見せた。
イベント中盤から佐藤が花束を持って登場。ミケルセンを見ながら「素直に格好いいです！ハッピーオーラがすごい！すごい格好いい」と、うっとり。さらにはミケルセンから「アリガトウ」と声をかけられ、さらにテンションもアップ！
番組ロケで酷寒の地を踏んだという佐藤は、「まつげも凍るくらいの撮影で、この映画を観ているときにそのときのことを思い出しました」と、思い出が蘇ったのだとか。ミケルセンも興味津々に「ホッキョクグマには会った？」と聞くと、「ゴミ捨て場に3、4匹くらいいて、遠目から見ていました」とのことだった。
本作では過酷な状況でも1人より2人で生きることも描いている。ミケルセンは「もう1人、現れたことで生きようと感じて、この作品のテーマになっていくわけです」としみじみで、佐藤は、「人のぬくもりは大事だなって思います。恋人だったり家族だったり、友達だったり、今生かされているのは周りのおかげだと思います。誕生日は人に感謝する日だと思います。こういうぬくもりは大事だなと思います」と、先月に俳優・細貝圭（34）と交際発表して以来と初公の場となった佐藤らしいコメントが。
記念撮影の際には手でハートを作るなどお茶目さ全開だったミケルセン。去り際には佐藤へ交際について声が飛んだが、これをミケルセンが佐藤の前に体を出してガードしたりと紳士ぶりな対応。これに佐藤は笑顔を見せながらその場を後にした。
映画『残された者－北の極地－』は11月8日より新宿バルト9ほか全国公開！
