お笑いコンビ・ジャルジャル(後藤淳平・35、福徳秀介・35)が19日、東京・丸の内の丸ビルマルキューブ野外に翌20日から限定開業する「丸の内ノーサイド酒場 presented Tokyo Good Manners Project」のオープニングイベントに出席。お題のマナーやノーサイドをテーマにオリジナル漫才を披露したものの、コンビ名の”ジャルジャル”を大声で連呼し思いっきりスベりまくった二人は「(報道陣や通行人も)お互いに新鮮だったと思う」(福徳)、「(報道陣と)特殊な関係を築けた。(イベントを)素通りしていったお客さんもノーサイドで”ノーサイド酒場”を楽しんでいってほしい」と苦笑いでPRした。
東京を舞台に新しいカタチのマナー向上プロジェクトを推進する社団法人Tokyo Good Manners Projectが、これから増えると予想される訪日外国人との異文化交流を目的に、ラグビーの「戦いの後はお互いの健闘を称え合う」という”ノーサイド”の精神を取り入れたおもてなし屋台を20日から21日の2日間限定オープンするもの。「ノーサイ丼」や「ノーサイドフライ」などのオリジナルメニューも販売する。
翌20日にラグビーW杯が開幕するが、この日、高校のラグビー部出身ということで、ノーサイド酒場の第1号客として登場したジャルジャルは、さっそく「ノーサイ丼」「ノーサイドフライ」を堪能しニンマリの表情。ラグビー日本代表の注目選手について問われると福徳は「長年芸人をやっていて、M-1などで注目コンビを聞かれることがよくあるが、そこで名前が上がらなかったら寂しいと思うので、特定の名前はあげれられない」とピシャリ。一方の後藤は「田中選手。今大会が最後という話も出ているので」とエールを贈っていた。
「僕らは見てのとおりガリガリラガーマンだったので、ついていけるのは高校までが精一杯だった」(後藤)というジャルジャルだが、あらためてラグビーの魅力について「ラガーマンは身長190センチで体重100キロを超えている。そんな人たちが100メートルを12秒で走るんですよ!しかも、ぶつかり合いながら。これが日常なら事故。一説ではラガーマンがいちばん運動能力が高いとも言われる」(福徳)と熱気ムンムン。
ラグビーで学んだことについては「やっぱり絆。ラガーマン同士の絆って深くて、ラグビーをやっていたヤツとはずっと仲がいい」としみじみと振り返る後藤に、福徳は「お笑いの世界でもコンビでどっちかがスベったら、相方が助け行くとかね」と茶目っ気たっぷりに話していた。