岡村隆史いきなり銃撃に倒れる衝撃展開で歌謡祭2019幕開け!King Gnu井口理降臨でワインレッドの心熱唱や熊田曜子に「好きです」と告白も【ライブレポート前編】

岡村隆史いきなり銃撃に倒れる衝撃展開で歌謡祭2019幕開け!King Gnu井口理降臨でワインレッドの心熱唱や熊田曜子に「好きです」と告白も【前編】5

「POISON」から幕開け!

 『ニッポン放送 岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ2019』が29日、神奈川・横浜アリーナで開催。『ナインティナイン』岡村隆史をはじめとした13組26人の豪華ゲストが次々登場し、集まった1万2500人のファン熱狂の豪華企画連発となった。

 人気ラジオ番組『岡村隆史のオールナイトニッポン』がスタートしてから、毎年開催。この日ばかりは“岡村隆史がスター”になる歌謡祭として知られ、今年で5回目となり、番組を愛するヘビーリスナーたちが一堂に会するイベントとしても知られている。

 イベント開始直前には、番組や本歌謡祭に出演して、おなじみのぱいぱいでか美による影ナレーションが。声だけではまったく伝わらない、着ているセクシーな服装の話をしつつ、録画・録音は禁止ながら、あるタイミングだけ携帯での撮影が可能となることもアナウンス。なお、歌謡祭独特の終演後のオフ会禁止の注意事項もあったりと、一気に番組の雰囲気が出る大役を務めていた。

 そして開演時間。本イベントおなじみの『燃えよドラゴン』BGMが場内に響き渡り観客たちも起立しだす。9月26日の放送ではマイケル・ジャクソンの『ブカレスト』をイメージしていると話していた際に、手拍子はBGMの途中からと話していたが、観客たちは逸る気持ちを押さえられず最初から手拍子が起こるとというお祭り状態に突入!

 BGMが切れたかと思うと、映画『アンタッチャブル』のテーマがかり、なんとギャングの抗争がスタート。そこには、美女の声で「Help me!」と助けを求める声が。するとステージ中央2階部分から黒いシャツに、白いタキシード、胸に赤いバラをさし、左手にはマシンガンを持った岡村がポップアップ!銃撃戦が沸き起こるなか、岡村はステージの花道を軽快に走り、ギャングたちを退治し、美女から『Thank you!Thank you so much!You handsome boy』とお礼の声が聞こえ、岡村も満足げにくわえタバコをした瞬間……ズドンと会場中に響く銃声が!岡村の白いジャケットは血に染まり、花道のデベソの部分で、大の字に倒れる衝撃展開!岡村が立つことを信じて“岡村コール”が巻き起こる。倒れている岡村もちょいちょいと手を振って煽りまくり、「岡村!」の声が徐々に高まっていく。

 コールが最高潮に達して、呼応するように立った岡村は、血のりのついた白いジャケットを脱ぎ去って、タイトルコールをし、おなじみの楽曲『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』を、観客たちと一緒に熱唱して、さっそく会場一体となった。

 直後のMCでは「恋する惑星岡村隆史です!」と自己紹介すると、序盤にもかかわらず物販告知コーナーへ突入。岡村隆史がこれまで本歌謡祭で歌った『POISON』を封入したCDが売れ残っていることにいきなりツッコミを入れ、観客から“ぽいのこ”(『POISON』が残ってるの略とのこと)ではとの指摘があり、気に入ったのか「“ぽいのこ”だけ絶対に避けねばなりません。もう絶対に残さないでくれ!それと、タペストリーは誰が買った?タペストリーも残っているよ。“たぺのこ”にせんとってくれ」と、訴え笑いを誘った。

 そして1発目のアーティストは岡村が“ちんねん”とあだ名で呼んでいるアーティスト・知念里奈で「みんなが好きなこちらのアーティストです。“校歌”から行くぞ!」と、番組や歌謡祭でおなじみの楽曲『DO-DO-FOR ME』を、ダンサーたちとともにパフォーマンスした。

 2組目は、5回連続の皆勤賞でも知られる“カリスマボイストレーナー”こと『ロバート』秋山竜次が登場。岡村が沖縄が大好きと前フリし、秋山が歌い出したのはどこかで聴いたことのあるようなメロディーラインで沖縄の局地的な魅力を歌った『琉球の華』。歌い終えた後の岡村とのトークでは、なぜか会場に届いたというFAXリクエストに秋山が急に応えていくこととなり、これまで番組でゲスト出演した際にも披露した楽曲『スキャットマン・ジョン』や映画『トップガン』でも有名な『Danger Zone』、『元気が出るテレビ』のイントロの替え歌を披露。その最後には告知をということで“情報解禁”を歌った『T-SQUARE』の『TRUTH』で「情報解禁!」と言いつつ『ロバート』としてはとくに劇場の舞台に立っていること以外はないとオチを付けていた。

 3組目は、こちらも歌謡祭には欠かせない存在で岡村が“はしもっちゃん”と呼んでいるMay J.が全身黒コーデで登場。番組コーナー『ウェットストリーム』の楽曲『Mr.Lonely ~WET STREAMのテーマ~』をしっとりと歌い上げる。かと思えば、早着替えで金色の上着と赤のスカート姿になって番組の『そろばんクイズ』コーナーでもおなじみの楽曲『さいざんす・マンボ』をバックダンサーとともに情熱的に歌い上げ、会場中の視線をクギ付けに。MCでは岡村がMay J.へ「ステージに立つときは美人ですけど、ステージじゃないときは可愛いですよ」と、褒めていた。

 イベント中盤には昨年末お笑いの“最高峰”を決めた番組企画『岡-1グランプリ』の歌バージョンとなる特別企画『岡-1グランプリ歌ウマ王座決定戦』を岡村が審査員になって開催。トップバッターには『岡-1グランプリ』初代王者の『インパルス』堤下敦が飛び出してきて『みんなのうた』を披露し、岡村は100点満点中30点をつけ、がっくりする堤下と、丁々発止なやりとりを繰り広げる。

 さらに、板東英二が中日ドラゴンズのユニフォーム姿で現れ、シークレットゲストとして登場。『燃えよドラゴンズ』を歌い上げ、観客たちは盛り上がったもののこちらも30点で笑いを誘う。3人目は、毎度のごとくシークレットゲストとなっている熊田曜子が登場し、歌いもしないうちから岡村は100点をつけ、『Kiroro』の『長い間』をピアノの弾き語りで熱唱。

 歌い終えた後、熊田は「生まれてはじめての弾き語りで緊張しました。練習期間2週間でした」と、充実の表情を浮かべ岡村も「響きました、受け取りました。いろんな思いあったんだと思いました。全体的にきれかったですね。2週間でここまで持ってくるのは大変だったと思います。好きです」と、最後はどさくさに紛れて告白するほどいまだ未練がある様子を浮かべ、観客からは「頑張れ~!」の声が飛び交っていた。

 コーナーのラストには『岡村隆史のオールナイトニッポン』の後、午前3時から放送中の『King Gnu井口理のオールナイトニッポン0(ZERO) 』から井口理が登場し、場内は歓喜の声で湧く。井口は『ワインレッドの心』をチョイスしたが、ステージ中央のお立ち台から飛び出し、ピンスポットを浴びながら花道を歩きながら雰囲気たっぷりに熱唱。観客たちも赤いサイリウムで歌に応え大盛り上がりだったが、岡村の採点は2点と大辛。

 この採点へ、岡村は「行ったやん……花道。僕もこの後歌うから、僕の歌、印象に残らなくなってまうでしょ。ちょっと声も高すぎるよね。声量がでかすぎる。こんなことしたら2点。本当のこというと、メチャクチャ練習してるやん」と、数々の難癖をつけて笑いを誘っていた。

 【後編(岡村隆史 サックス猛練習でスカパラと生演奏や「めくれたオレンジ」をきっちり歌唱!歌謡祭2019ラストは全員で「TRY ME」)へ】

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