俳優・寛一郎、山口まゆ、結木滉星、『頭脳警察』PANTAが5日、東京・シネマート新宿で映画『下忍 赤い影』(監督:山口義高/配給:AMGエンタテインメント)公開記念舞台あいさつを山口監督とともに開いた。
幕末を舞台に名も知られることもない下忍と呼ばれる忍者たちを描いた作品。寛一郎は勝海舟から密命を授かる忍・竜を演じる。
寛一郎にとっては初時代劇、初アクション。「いろいろ初めてづくしで大変でした。アクションがきつかったんですけど、割とキャストが仲良くて隣にいる滉星と一緒に頑張っていきました。手こずるかと思ったんですけど、そうでもなく、意外とすんなりできました」と、連携でうまく乗り切ったのだとか。
忍者というものを演じてみては、寛一郎は「リアリティーを追求するのかということも話していたんです。そうすると、形というものは忍者だけど彼らの生き様は現代の人間に近いものなのかなって。細かいところは教えてもらいましたけど、忍びだからこうしたということはなくて」と、現代に通じるものを感じたことを。
結木は、寛一郎と一緒に官軍との死闘をワンカットの長回しアクションのシーンの裏話を語りだし、「寛ちゃんとやったんですけど、そのシーンは2日前に言われて。その時点は何も決まってなくて(笑)。頑張りましたよ」と、奮闘したことも話していた。
作品が時代の移り変わりということで、これからどんなふうになりたいか質問が飛ぶと山口は「いま19歳なんですけど、来年20歳なのですが、大学に言っていて積極的にしゃべりかけられないので、声をかけて人脈を広げたいです」というと、寛一郎はこれに共感し、「人とコミュニケーションをとるとのが上手な方ではないので、積極的にいろんな人とコミュニケーションを取れたらなと思うんです」と、しみじみ。すると結木が寛一郎へ「仲良くて“兄弟”と呼んでいるんです。ご飯もよく誘ってるんですよ」と、まだまだ声をかけられる側な様子を見せていた。
その結木はといえば、「何者にでもなれる人になりたいです」と、ビシッと決め、「いまカッコいいことを言いましたね(笑)」と、自画自賛で会場を沸かせる。さらには、記念撮影の際に「手裏剣投げて!」の観客の声に、しっかり応えて爆笑をさらうなど、盛り上げに一役買っていた。
そして寛一郎から「基本的にはアクションエンターテイメントとして楽しめますが、彼らが何のために戦うか感じてもらえれば」と、呼びかけていた。
映画『下忍 赤い影』は4日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国公開!