『GENERATIONS from EXILE TRIBE』佐野玲於(23)が15日、東京・TOHOシネマズ日本橋で映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』(配給:LDH PICTURES)完成披露上映会を『EXILE』で『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』の小林直己(34)、『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』の今市隆二(33)、『EXILE』で『FANTASTICS from EXILE TRIBE』の佐藤大樹(24)、行定勲監督(51)、洞内広樹監督(34)、井上博貴監督(48)とともに開いた。
詩や音楽などを映画で映像化するプロジェクトで、今回で3回目。オムニバス映画となっており、小林は行定監督の『#05 海風』に、今市は松永大司監督の『#03 On The Way』に、佐野は洞内監督の『#04 GHOSTING』に、佐藤は井上監督の『#02 魔女に焦がれて』に出演している。
客席を縫って登場し歓声を浴びたキャスト陣。佐野は、「舞台あいさつは緊張しますが、これからいろんな人に作品の魅力を伝えていければ」と、少し緊張気味に話すことに。
佐野は2009年に事故で死んだ若者・バクが過去の1日に戻れると聞いてガールフレンドのメイが亡くなった日に戻り、メイが死にかけている様子を救おうとする……という物語でバク役を演じる。話が来た時のことへ「最初に台本を読ませて頂いて、過去に戻る問のはいつになってもワクワクするなって。俺、『ドラえもん』が好きで、過去に戻れたりとかそういう要素が入っているのはワクワクするんです。その中に本人が持っているトラウマとかも描かれています。そういう場面を洞内監督がノスタルジックに描いてくださって、バクという役にとても共感しながら、作品の撮影に入ることができたなと思います」と、感想を。
そんな佐野へ、自身の過去のどのタイミングに戻りたいかという質問も飛んだが、「俺は過去には絶対戻りたくないと思う人なんですよ」と、切り出しつつ、「楽しい過去は戻りたいんですけど戻っていいことないなって。過ぎちゃったものはしょうがないというか、そんな気持ち2度と味わいたくないという気持ちもあるんです。だから、いいとこ取りで過去に戻れてたらいいですよね(笑)」というと、小林が「結局戻るんかい!(笑)」と、ツッコミが。
これに佐野は「楽しい時間とかみんなとか食事している時間とかはいいんですけど、怒られてる時に戻りたくないですね(笑)」と、説明してファンを沸かせていた。
その後、メディア向けの囲み会見を小林、今市、佐野、佐藤の4人で開催。自身の作品のことを改めて問われ、「5つの作品のなかで、1番ファンタジーな要素があります。後悔とかも描いているんです。舞台背景もすごく近くて、2000年代くらいの風景だったりになっているんですけど、とてもノスタルジックにして頂いたので観て頂きたいです」と、アピール。
ほかにも、今市の作品を観てみての感想について質問が。同作ではメキシコでロケし、移民などを描いているが、佐野は「話がドキュメンタリーでもっと観たいなって気持ちでした。2時間の尺で観れるくらい。自分の生活のありがたみを感じました。銃を突きつけられた後に、水をもらうシーンとかは、自分の環境はすごくありがたいんだと感じて泣きました」と、心揺さぶられたようで、これを聞いた今市は「嬉しいです」と、手応えを感じていたようだった。
『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』は11月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国公開!