ジャニーズJr.でアイドルグループ『宇宙Six』の江田剛が16日、東京・三越劇場で単独初主演舞台『ザ・フォーリナー』(演出:野坂実)ゲネプロを開いた。
海外戯曲を舞台化し、人気を博した『キャッシュ・オン・デリバリー』。そのシリーズ第2弾公演はラリー・シュー氏の作品となる。1980年、アメリカ・ジョージア州のとある田舎の農家を改造した釣り宿が舞台。江田は友人に連れられて泊まりに来た人見知りが激しいうえ、人一倍恥ずかしがり屋で臆病な主人公・チャーリーを演じる。
ゲネプロ前には、ジャニーズJr.の高田翔、俳優・徳山秀典、小島梨里杏、武藤晃子、我善導、清水順二とともに囲み会見を開催。
初日を前にして、江田はとくに緊張はないようで「ゲネプロで緊張しないと怖いなって」というほど落ち着いているらしく、「早く初日を待ち望んでいるんです。三越劇場はこの作品にも合っている劇場で、早くいろんな人に観て頂きたいと思います」と、準備はバッチリといった様子。
座長を務めてみて、江田は「セリフの抑揚で、ここは出すとかそういう部分があって、自分の中で作ったルートを通って行けたらなと思っています。ただ、ずっと舞台上にいるんです。それが初体験で、これが座長ってことかと。はけないぞと(笑)。楽しいですね。1番近いお客さんかもです」と、新鮮な気持ちを。
その座長ぶりへは、キャスト陣から「よっ座長!」という声が飛ぶほど親しまれているようで、江田ははにかみながら「1番最初にあいさつをさせてもらうことはないので、みんなの愛を感じながらしゃべってます」と、心情を明かした。
そんな江田には公演期間中の今月24日に誕生日を迎えるということで、カーテンコールでお祝いする回があることを予告。それでは江田へサプライズにならないのではとの声も飛んだが、「何をしてくれるか分からないで、その驚きを楽しみにしていたいと思います」とニコニコと笑うと、武藤も「深夜にサプライズの練習しています」と、盛り上げる気満々な姿を見せていた。
先日のけいこ場では江田を“セリフ覚えの変態”と舌を巻いていた徳山は、江田の仕上がり具合について、「僕のセリフを全部覚えてくれていて。普通の人じゃできないことをしてくるんです。僕がほんのちょっとセリフを間違えたところを、『徳山さんあそこちょっと違ってましたよね』と。一人でやったほうがいいんじゃと思えるくらい。“初座長変態”ですね(笑)」と、さらに磨きがかかっているよう。清水も「けいこ場でお見せした、変態から“セリフの野獣”のシーンに変わってます」と、こちらも称賛だった。
一方、高田といえば、今月3日のけいこ場を披露した際に、江田の食事のお誘いを断ってしまったエピソードを披露していたが、「全員で行きました!」と、今度はちゃんと行ったことも報告することも。
ほかにも『宇宙Six』メンバーたちが次々と初単独主演舞台を踏んでいることにかけ「『宇宙Six』メンバーで最後の単独初主演を飾れるように派手にやりたいと思ってます。メンバーのみなさん観に来てください!」と、呼びかける一幕もあった。
小島から「衣装をみんなつけるとガラッと雰囲気が変わって、チャーリーも可愛いだけじゃないというのを感じるんです。それがどう変わってくるのか観てほしいですね。野獣かどうか分からないですけど、ヒューマンドラマみたいなところもあるので、注目してほしいです」と、アピールし、江田から「それぞれが愛情たっぷりで作りました。劇場でお待ちしております!」と、呼びかけていた。
その後のゲネプロでは、江田のチャーミングな表情や動作の演技がさく裂。関係者席からもたびたび笑いが漏れ、笑いの中に心温まりホロリと来る演技をしっかり演じ切っていた。
舞台『ザ・フォーリナー』東京公演は16日から23日まで三越劇場にて、愛知公演は11月9、10日東海市芸術劇場にて、大阪公演は11月20日から11月24日まで近鉄アート館にて上演!
※けいこ場の模様
・宇宙Six・江田剛 共演者が“セリフ覚えの変態”と舌を巻く!高田翔「軽薄じゃないですよ!」と必死の訴えも