俳優・松尾スズキ(56)、中山美穂(49)、秋山菜津子(55)、岩井秀人(45)、坂井真紀(49)、栗原類(24)、LiLiCo(48)が26日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』(監督・脚本:松尾スズキ/配給:ファントム・フィルム)公開記念舞台あいさつを開いた。
愛妻・綾子(中山)がSNSに“ドクタースネーク”と呼んでいる青年との浮気写真を投稿し、その投稿に108の“いいね!”がついていたのを見て、激怒した主人公・海馬五郎(松尾)。離婚を考える海馬だったが、財産分与されることを知り業を煮やし、先に全財産を使って、いいねの数だけ女性を抱くという計画を思いつき実行に移していく姿を、コメディータッチに描いた作品。
松尾は観客たちを見回し「こんなに大きい劇場でやる映画なんでしょうかね。戸惑いをいま禁じえません(苦笑)」と、率直な感想を漏らしつつ「日本にはあまりないブラックジョークでドタバタコメディを作れたと思っています」と、自信を見せる。
中山は松尾と“ドクタースネーク”以外とはお芝居をしてないため、完成した作品を観て、「純粋に楽しんじゃいました。とっても楽しかったです」と、観客視点に近い感想を。さらに、「脚本段階でも何度も笑っちゃいました。どのシーンも面白くて、芝居は真面目にやっているんですけど、松尾さんも一生懸命で」と、称えていた。
上映後ということでガンガンにネタバレありで話が進み、クライマックスの“女の海”なるシーンのことで盛り上がり、松尾はそのシーンを撮って腰痛が治ったというエピソードを披露したり、LiLiCoは栗原と親子を演じたことへ、「私がバラエティーに出るようになったのは栗原類と同じタイミングで8年前とほとんど同じで、そのころ親子みたいと話していたの。それでこの作品で息子役だし、まさかこうなるとは思わなかった」と、感慨深げだった。
松尾から、「ご覧のように内向的な男です。笑いを職業にしようと思い30年が過ぎました。北九州に生まれた内気な少年が、笑いの仕事によって更生する物語です」と、アピールしていた。
映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』はR+18で公開中!