元『FUNKY MONKEY BABYS』で歌手・ファンキー加藤(40)、『シクラメン』のDEppa(36)が30日、東京スカイツリー内の東京ソラマチJ:COM Wonder Studioで『M-ON! SPECIAL「ファンキー加藤」~documentary of OUR MIC FES』放送記念スペシャルトークイベントに登場した。
今年8月に新木場 STUDIO COASTで行われた豪華アーティスト22組が競演する加藤初主催フェス『OUR MIC FES』の模様を、31日24時から『MUSIC ON! TV(エムオン)HD』で放送することを記念し、トークイベントを開くこととなった。
会場に集まった350人の大歓声に迎えられ登場した2人。『OUR MIC FES』を開催しようと思ったきっかけから語りだすこととなり、その理由にDEppaが深くかかわっていたという加藤は、「踏ん切りがついてないときに、電話で、予想以上に乗ってきたじゃん。『待ってました』みたいな感じが嬉しくて。いっちょやってやるかと」と、最後のひと押しをした重要人物だったとコメント。これにはDEppaも感激でガッツポーズで喜びを表現し大盛り上がりとなった。
続けては、2人が生コメンタリーするなか同所のスクリーンで先行上映。その冒頭、モノマネでVTRフリをしてほしいというカンペが出たため、井上陽水のモノマネでVTR入りし会場は笑いに沸く。VTR上映中はライブシーンで、観客たちが手拍子を入れたりと、ライブ会場さながらの空間になる瞬間も。
その生コメンタリーでは、後輩たちが「みんなすごく緊張するみたいで」と、自身はフランクに接しているのに、どうしても硬くなってしまうことに戸惑いがあることを告白し、DEppaが“そりゃそうだ”とばかりフォロー。さらに、ライブ会場の冷風機の風向きの角度を細かく調整する映像が出ると、DEppaがカメラに映っているからそんな微調整をしたのではと“疑惑”の目を向け、これに加藤は大真面目に身振り手振りを交えながら「風がスピーカーにしか当たってなくて」と、丁々発止なやりとりを繰り広げる。
映像を観終わり、加藤は、「一体感すごかったよね」と、思い出したり、22組のアーティストたちが「最後までみんな残ってたよね。この日に関していえば、誰一人帰らず最後までいてくれた。22組いてこれだけのフェスはないですね」と、感謝。DEppaは「加藤さんの人徳ですよ」というと、観客たちからも拍手が沸き起こり、加藤もこれにはニッコリ上機嫌。
ただし、開催当日の心情としては「自分のステージ始まる前は、何かマジでトラブルお起きてくれないかなと思ってて。メインステージの幕が倒れるとか、それくらい疲れてた」という。そのプレッシャーを乗り越え無事終えられたことに、「最終的にすごい光景だったじゃんか。メチャクチャ幸せだったよ」と、喜びもひとしおだったようだ。
「2回、3回とさ、この熱をこのままにしたらダメでしょ!」と、今後の開催にも意欲を見せた加藤。誰か呼びたいゲストに話題が向き、加藤は「『Def Tech』さん呼びたい」というと、DEppaが「小・中、一緒っすよ。同じ町内に住んでて。第2回あったら直談判しますよ!」と、大乗り気。ちなみにDEppaは「ナオト・インティライミさん」と挙げていたが、加藤は「ナオト楽器持つだろ」と、あくまでマイク1本での勝負にこだわりがあるだけに即採用とはいかなかった。
なお、加藤としては、「俺の知らないアーティストたちも、来てほしいね。TwitterでとかDMで。そういう声を待っている節もある。もっともっと大きなムーブメントになればいいなと思います!」と、期待も寄せ、「それを遠くから見守ってくれよDEppa(笑)」と、ここまで盛り上げたDEppaをまさかの“呼ばないかも”イジりをして爆笑をさらっていた。