映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』制作発表会見が9日、都内で開かれ奥秀太郎監督、蒼炎役の松村龍之介、藍刃役の北園涼、更衣小夜役の宮原華音、有栖川みちる役の黒崎真音、七原文人役の南圭介、桜木役の岐洲匠、紅斑役の高崎翔太、黒田役の田中涼星が登場し、司会は松澤千晶アナウンサーが務めた。
2000年に公開され人気を博した劇場アニメーション『BLOOD THE LAST VAMPIRE』から始まり、以降も11年にTVアニメ、12年に劇場版、15年に舞台化とさまざまなメディアで展開されている『BLOOD』シリーズ。そして昨年には、映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』が公開され、本作はその続編に当たる。
作品へ、北園は、「撮影していて感じたことは1より確実に進化していて、拡大しています」と、実感を話しつつ、「1では絡まなかった人とも絡んでいるのでそこも見どころですね」と全体をアピール。
松村も「関係するグループのピースがあって、それが絡み合っていきます。この物語がどうつながっているのかも観て頂ければ」と話していたが、南が「いろいろつながって万華鏡みたいな映画だと思います」と、キャッチーなセリフが飛び出す一幕も。これにキャスト陣もワイワイと盛り上がり、松村も「今後舞台あいさつに立つときは万華鏡を使わせて頂きます!」と、笑みが浮かんでいた。
一方、黒崎は「今回の有栖川みちるは一言でいうと『悲壮感』ですね。有栖川が、1とは違う境遇です。ラストシーンまで目を離さず観て頂ければ、衝撃のラストが待っています」と出来に自信を見せていた。
会見ではそれぞれ撮影のことを話していたが、話が進むに従ってそれぞれバラバラに撮影したことが多かった様子を伺わせることに。そこで、記者から一緒に集まって撮影したときのことが質問に挙がると、松村は「キャスト同士で会議が始まるんです。いざ奥監督に話を聞いたら違う視点が出てきて楽しくて。想像を描ききってるというのでワクワクしながら撮影しました」とのこと。
続けて、南はシーンが現場でどんどん増えていったことを明かし「14シーンから15シーンの間に前作なら14.5シーン目があったんですけど、今回は14.75シーンとかもあって」といい、松村も「EXというのもありましたよね」と、分量も増えていったそう。これに奥監督は「南くんが出てきたら『BLOOD-C』だと思ってもらえると思いますよ」と、コメントも寄せていた。
そして、松村から「考えるな、感じろ!精神で、この世界観を気軽に観に来て頂ければ」と、アピールし、奥監督からは「基本は1の続きです。意外とみなさんが思っている上に1の続きで、どんなことがあって、いまになったかというのをちゃんと説明しています。観て頂くと、それぞれのファンにとってこんな彼らが観たかったというものをお見せすることができると思っています。それと、初めて観る方も楽しんで頂けるような作品になっています」と、メッセージを寄せた。
映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』は2020年夏公開予定!