お笑いコンビ『極楽とんぼ』山本圭壱(49)、『プラス・マイナス』の岩橋良昌(38)、“ケンコバ”の愛称で親しまれているお笑いタレント・ケンドーコバヤシ(45)が2日、東京・秋葉原のアキバシアターでAmazonオリジナル『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン3体験イベント付き完成披露舞台あいさつに登壇した。
『ダウンタウン』松本人志(53)による人気バラエティシリーズ。10人の芸人たちが参加費1人100万円を支払い、密室内で制限時間6時間のうちにあの手この手で「笑わせ合う」というルール。笑ってしまいレッドカードが出たら即退場という厳しいものだが、最後まで残った1人が賞金1000万円+松本が用意した100万円を手にして帰ることができる。シーズン3の今回は、山本、岩橋、ケンコバのほかに『野性爆弾』くっきー、『TKO』木下隆行、レイザーラモンRG、『ロバート』秋山竜次、『サンドウィッチマン』伊達みきお、『フットボールアワー』後藤輝基、『オードリー』春日俊彰が戦いを繰り広げる。
まずは、第1話の上映。この日は観客も芸人たちと同じように笑ってはいけない設定のなかでのもので、最前列にいた記者をはじめ場内は笑いをこらえながらのものとなり静かななかでの鑑賞に。それでもときおりネタがスマッシュヒットし、笑ってしまう人も出て来るなど、緊張感が漂う中でのものとなった。
山本は、「10年空いた中で1年活動してきて、ようやく仕事らしい仕事をしたなって」と、芸能界に復帰したことをしみじみ語ると、ケンコバは「なんかあったんですか?」と、得意のおとぼけで、場内を沸かせた。
話を受けた時のことへ3人とも松本の誘いとあって断る理由はなかったと口をそろえたものの、ケンコバは「本来見せてはいけない戦いやとは思っているんです。僕はお客さんの笑顔をみたくてこの世界に飛び込んだので」と、正論を漏らしたり、山本は「来た仕事を順番にという気持ちがあるので全力で。引き受けた仕事がこれで最後になってもいい、その日、死んでもいいという気持ちですよ」と、こちらは10年の時を経て達観したようなコメントも。
何か出演のために対策は立てたのかへは、岩橋がドンキホーテのパーティーグッズコーナーに駆け込んだことや、ケンコバは前日に“笑い溜め”しようネゴシックスに笑わせるように頼んだものの笑えなかったというエピソードを披露。そして山本は、「誰にどう聞いていいか分からなかったので、相方の加藤(浩次)さんにどうしたらいいか聞いたら、『お前やるしかないだろ!』と言って終わりでした」と、ハッパをかけられたそうだ。
そして話題が撮影のときのことへ。ケンコバは「楽屋にいるときは誰が出演するかわからないように部屋番号で呼ばれるんです。トイレに行くのも『いま何番トイレ行きます』って」と憤慨しつつ、「それやったらおまるを置いてよ!」と、オチもつけ観客たちを沸かせていた。
そして見どころについては、ケンコバが今回導入された脱落者がゾンビとして蘇り生き残っている参加者を笑かしにかかれるというルールを挙げ「初めてのルールで、戸惑いや不安はあるかもしれませんけど、ここ数年のゾンビものより怖かった。不安に思っている方もいるかもしれないですけど安心してくれていいです」と、呼びかけると山本も「あれはすごい」と、あいづちを打っていた。
最後の最後にネタバレなしで本作をPRしてほしいと司会からケンコバに無茶振り。するとケンコバはしばし考えた後に、「やっぱり公金を使って不倫は良くない。僕は不倫は世間によくあるものだと思っていますけど、公金を使ってはよくない」と、神戸市議会の橋本健市議(37)との不倫疑惑を報じられた『SPEED』の今井絵理子参院議員のことを持ち出し「手を繋がず、Amazonプライムを観てもらえれば」と、うまく着地させていた。
Amazonオリジナル『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン3は2日より毎週水曜日に1話更新で配信予定!