劇場アニメーション『KING OF PRISM ALL STARS-オールスター☆ベストテン-』(配給:エイベックス・ピクチャーズ)完成披露試写会が7日、東京・新宿バルト9で開かれ一条シン役の寺島惇太、香賀美タイガ役の畠中祐、大和アレクサンダー役の武内駿輔が登壇した。
本作は、プリズムスタァを目指す個性豊かな男の子たちが、女の子をもっともトキめかせる“プリズムスタァ”を目指して様々な試練や困難に立ち向かっていくストーリー。2016年1月公開の劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』、17年6月公開の劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』に続いて、2018年3月にはTV放送に先駆けて公開された劇場編集版『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』は約29万人を動員し、第1作目・2作目に続いて大ヒットを記録。シリーズ3作累計では111万人を動員している。劇場版最新作となる本作は、シリーズの最大の見どころでもあるプリズムショーからファン投票でベスト10に選ばれたショーを上映するというものとなる。
ついに今週末に公開を控えた本作について、観客より一足先に本編を鑑賞した寺島は「いろんなプリズムショーがギュッと詰め込まれた、キンプリのおいしいとこだけをギュギュっと詰め込んだぜい沢な一品になってると思います」と、感想を。
畠中は「全力全身でキンプリのいいところだけを浴びまくる感じ!ショーだけをずっと浴び続けるのでドッと疲れました(笑)。1人1人のプリズムショーに物語があるので、胸が熱くなる瞬間を振り返れてとても楽しかった」と、声を弾ませた。
本編内に新たに制作された新作パートについて武内は「コメディーあり涙ありの内容に仕上がってます。前作であまり絡みの無かったトラチとドラチとのやり取りもあって、ある意味主役ばりにおいしいところを持っていってると思います。ぜひコメディ(部分)にも期待して観ていただきたい」と、見どころを。
続けて、畠中は「一言でいうと“肌色”!カメラワークも含めて全体を通してハラハラドキドキさせられました」とネタバレに考慮しながらも意味深な感想で会場の笑いを誘っていた。
さらに、1作目『KING OF PRISM by PrettyRhythm』から約4年経っての総集編ということで、キャストがキンプリを漢字一文字で表すという企画が開催。寺島は“変”とし、畠中は“奇”、武内は“応”とそれぞれ挙げる。武内は「4年間何を原動力に走ってこれたかというとみなさんの応援。この作品をいろいろな方々に広まるきっかけになったのも最初から応援してくれているファンのみなさまの勢いあってこそですし、応援の応なくしてキンプリは語れません」と、ファンに感謝を伝え、畠中は「奇襲のように心の隙間にストレートパンチをいれてくる作品。衝撃的で何が起きているか分からないけど1人1人のいろんな物語が繋がってここまでこれたという奇跡、奇襲、色んな意味を含めての奇です」と話すと、字のバランスで“奇”が“大可(タイガ)”と読めると、するどい指摘に会場も爆笑。「タイガじゃないから!」と場を必死に収め、寺島は「やっぱり変な作品なんですよ!“なんか変だけど面白い”、からすべてが始まっていて、監督いわく、僕達がやっていることは変わりないけどみなさんの心や世の中が変化して受け入れて大きく盛り上げてきてくれた、と」など、胸の内を語った。
最後にこれから本作を観るファンへ、寺島は「2020年も新作を公開できて嬉しいですし、今までのシリーズを応援してくれたみなさんのお陰だと思っています。キンプリの良いところをギュッと詰め込んだこの作品、新年初笑いにピッタリな作品になってると思います。これからもシリーズを応援して頂けたら嬉しいです」と、笑みととともに締めくくっていた。
『KING OF PRISM ALL STARS-オールスター☆ベストテン-』は10日より全国公開!
※記事内写真は(C)T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムAS製作委員会