俳優・藤原竜也(37)、福士蒼汰(26)、関水渚(21)、吉田鋼太郎(60)、新田真剣佑(23)が10日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『カイジ ファイナルゲーム』(監督:佐藤東弥/配給:東宝)初日舞台あいさつを佐藤監督とともに開き、司会は青木源太アナが務めた。
漫画家・福本伸行氏が連載している人気漫画『カイジ』シリーズが原作。自堕落ながらもギャンブルにはめっぽう強い伊藤カイジ(藤原)が大金を目当てに命がけでさまざまなゲームに挑戦し、これまで実写映画は2作公開されいずれも“名言”が生まれファンを楽しませた。本作は福本氏が脚本を手掛ける完全オリジナルストーリーとなり、新たなゲームが展開されることも見どころの1つとなっている。
グレーのシルエットで登場した藤原は、「非常に手応えのある作品に仕上げてもらって満足しています。ここにいる共演者の方たちと新しいカイジを作れたと思います」と、胸を張る。
青木アナから藤原にとってカイジはどんな存在かとの質問も。すると藤原は、「10年は長いようで、短かったなって。カイジをやったことによって、多くの芸人さんにもネタを提供することができて、街を歩いていても『あのセリフを言ってくれ!』とか、『本当にあんなふうにビール飲むんですか?』と言われたりして。楽しい明るいみんなに愛されるキャラクターを頂いて、監督に感謝だなと思っています」と、心情を吐露した。
しかし、本作でファイナル。このことへ藤原は、「そうですね……。でも、みなさんの応援次第で続けさせて頂けるんじゃないでしょうか。帰ってきたカイジという感じで(笑)」と、まだ続編は諦めていない様子を見せ、「これで終わりますけれど、違う形であればいいなと思います」と、期待を残すことになった。
一方、共演者のなかでも、福士も、関水も、真剣佑も、藤原との共演が嬉しかったと口をそろえ、福士は「藤原竜也さんと共演することが夢で、カイジをやると聞いて二つ返事で受けて、藤原さんが目の前でカイジを作っていくのが見れて財産になりました」といい、共演してみて、「藤原さんは意外と優しいんだなって。役柄もあいまって怖いんだ……怒るなと思っていたんですけど、会うとフレンドリーで。雰囲気作りもしてくれたので、それはとても意外だなったなって。みなさんが思っている以上に優しいんですよ!」と、人柄にも惹かれたよう。
続けて、真剣佑は、「アメリカにいるころから小さいころからカイジが大好きで、藤原さんの隣りにいることが信じられないです!劇中の藤原さんのセリフを藤原さんっぽく言いました」と、目を輝かせつつ、撮影現場でカイジ風にセリフを言っていたところ、スタッフから「うるさいよと言われました」としつこいくらいに言っていたことを伺わせることに。さらには藤原から撮影の立ち位置に立った際に、真剣佑が何度かセリフを忘れていたことを暴露し、真剣佑は「本番よりモノマネに集中してしまって」と、苦笑いだった。
そして、藤原から「9年経ってここにいるみんなと、新たな才能と対峙してここにいます。僕の人生の中でもカイジは非常に大きなものになっていくと思います」と、感慨にひたりながら終演を迎えた。
映画『カイジ ファイナルゲーム』は公開中!