劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』(監督:池添隆博/配給:東宝映像事業部)応援上映イベントが10日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ速杉ハヤト役・佐倉綾音、池添監督、山野井創アニメーションプロデューサーが登壇し、司会TBSの古谷有美アナウンサーが務めた。
新幹線が変形するロボット『シンカリオン』の運転士となったハヤトら子供たちが、新幹線超進化研究所の大人たちと協力して敵に立ち向かう物語を描いたアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。劇場版では、次世代新幹線の開発のための新幹線試験車両『ALFA-X(アルファエックス)』がシンカリオンへと変形し、新たな戦いに挑んでいくという物語となる。
チケットは完売し大入り満員のなかでのものに。シンカリオンカラーのドレス姿で登場した佐倉へ「カワイイ!」との声が飛び交いまくるなど、序盤から大盛りあがり。
古谷アナか観客たちへ何回観たかを尋ね、5回以上で手を上げた方々へ佐倉が「マブダチ!」と声をかけたり、10回以上観たという方が恥ずかしげに手を挙げる姿を観て、「好きなものは好きでいいんだよ」と、劇中のセリフで背中を押したりすることも。
昨年12月27日に公開され約2週間経った。この日は、劇中にゴジラが登場することやTVCM『JR SKI SKI』とのコラボし劇中でキャラクターたちがその再現を行うなど遊び心満載な仕上がりも見せている。佐倉は「たくさん素敵な評判が届いてきて嬉しいんです」と、笑みを見せた。
そして、この日、サプライズで3人が応援上映もともに鑑賞することが発表。佐倉は「応援上映は想像がつかないです」と話していたが、いざ応援上映が始まるとサイリウムを両手で振り上げしっかり応援!観客たちも劇中で思い思いのシーンで声をあげる姿が見られ「半ズボンがいい!」「良き!」などの声も聞こえ、クライマックスには万雷の拍手も送られることとなった。
その直後に3人がステージに再登壇。佐倉は観客たちの声援の温かさに涙が止まらず、涙を手でぬぐったり、上を向いて涙を止めようとするほど感涙。気持ちが落ち着いたところで、客席の女性から「愛してる!」の声が飛び「ありがとう」と返すなか、「ステージ上で泣くことって、10年間声優をやっていてあんまりないんです……なんだろう……ありがとう!」と、泣き笑い。
続けて佐倉は「すごい、みなさんの声が届いて、キャラクターとコミュニケーションをとっているみたいな。ちゃんと2次元と3次元の垣根をぶち壊して、世界に入ってくれているのはすごいことだなって。アニメーションの力ってこういうことだなと思います。これでシンカリオンの予定されているイベントも最後だと思います。でも、まだみなさんいお会いしたいし、画面を通してでもいいから、みなさんにお会いしたい。きょうはそのことをひときわ感じました。シンカリオンはまだまだま止まらないって言葉を信じるなら、シンカリオンに乗り続ける、少年・少女たちが乗り続けてくれていたら思います。シンカリオンの応援をよろしくお願いします」と、気持ちを語っていく。
さらに佐倉は「ラストシーンが心に来るものがあって、泣くよね……。この会場にも、この世に生を受けたばかりの方も応援してくれていたし、たぶん池添さんくらいの年もいますよね。それこそ、時間の垣根も超えて一堂に会してくださったのは、非常にありがたいことですよね」と、噛みしめるように語った。
ラストは会場にいた全員と「チェンジ!シンカリオーン!!」と、声を合わせ、深々とお礼をして、大きく手を振り続けながらその場を後にした。
劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』は公開中!
※記事内写真は©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie