“弱ペダ”の略称でも親しまれる人気漫画『弱虫ペダル』が実写映画化され、“キンプリ”ことアイドルグループ『King & Prince』の永瀬廉(20)が主演することが18日、分かった。
『弱虫ペダル』は2008年から少年誌『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載がスタートし、現在までで64巻まで既刊され、累計2500万部を突破している。主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(おのだ・さかみち)。あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会った仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を見せることとなる。
この坂道を永瀬が演じ、ロードバイク、人気コミックスの実写映画主演ともに初挑戦となる。昨年12月より、帝国劇場『JOHNNYS’ IsLAND』の公演や年末の歌番組の合間を縫って、自転車練習をスタートさせており、2回目の練習では先生の指導の下、40km近くを出し、3回目の練習では山道を全力疾走するなど気合は十分。原作やアニメにハマり、気づくと朝になっている日々を送っているといい、出演にあたって「とても光栄です。1つの競技に夢中になる選手の魅力をしっかりと伝えて、時間を忘れさせるような作品にしたいです!」と、力を込める。
さらに、永瀬は、「まさか自分が実写映画で坂道くんを演じるとは思っていませんでしたが、すっかり原作とアニメにハマり、気づくと朝になっている日々が続いています」と、相当にのめり込んでいるそうで、「時間を忘れさせるくらい面白い、素晴らしい作品に出演できてとても光栄です!1つの競技に一生懸命になっている選手たちは、キラキラしていて本当にかっこいいんです!その魅力を映画でも伝えて、時間を忘れさせるような作品にしたいと思います。僕も弱虫にならないように(笑)。自転車練習を頑張ってますので、ぜひこの夏を楽しみにしていてください」と、あいさつもしている。
一方、坂道のライバルにしてチームメートとなる今泉俊輔(いまいずみ・しゅんすけ)役は伊藤健太郎を起用。永瀬と同じく、12月より練習を始め、出演にあたり「原作を飛び越えた実写ができれば!」と、意気込みを。
自転車競技部のマネージャー・寒咲幹(かんざき・みき)役は橋本環奈。元々、原作のファンだったという橋本は「学生時代のこれぞ青春!というような瑞々しさ溢れる物語で、こぼしたくない一瞬一瞬を繊細に丁寧に描かれていて、それに加え自転車レースという題材からも重要な要素となるスピード感あふれる絵がとても大好きです!」といい、出演にあたり「魅力あるヒロインとして参加できることをとても楽しみにしています」と、コメントを寄せている。
そんな本作の監督は、2016年に映画『植物図鑑 運命の恋拾いました』、18年に映画『旅猫リポート』、19年に映画『隠れ“ビッチ”やってました』を手掛けた三木康一郎氏が担当し、「弱虫ペダル、原作が持っている疾走感や熱量、あと登場人物たちの熱い想いをリアルに映像としてどう伝えていくのか?そう考えたとき、まず自分自身が登場人物たち以上の熱量を持って挑む!というなんだか少年漫画のような結論に至ってしまいました。出演者、スタッフ、この映画にたずさわる者たちの熱量をみなさんに感じて頂ければと思います」と、語っている。
映画『弱虫ペダル』は8月14日より全国公開!
■寺西史プロデューサーによる起用利用
○小野田坂道
映画の主人公の小野田坂道役を「誰が演じるといいのだろう」とずっと悩んでいた時に、永瀬廉さんをテレビで拝見して、「この人しかいない!」と強く思いました。
「坂道」の持っている一生懸命さ、明るさ、そして芯の強さ。
映画の中で描きたいと思っていた主人公が、永瀬さんの中にありました。永瀬さんの作り上げる小野田坂道が楽しみでなりません。
○今泉俊輔
今泉は努力型の天才であり、複雑な感情を持ったキャラクターです。
伊藤健太郎さんの、柔らかい部分もありつつ、時折見せる鋭い目が、まさに今泉にピッタリだと思います。
坂道との出会いによって、変化をしていく今泉を演じて頂けることが幸せです。
○寒咲幹
幹ちゃんは、坂道の隠れた才能を「発見する人」です。映画を見る観客の皆さんの気持ちに、一番近いところに寄り添っていてくれるキャラクターです。
圧倒的な「華」を持った橋本環奈さんが演じてくださることで、映画に美しい光が差し込むことと思います。