アイドルグループ『AKB48』の久保怜音(16)が26日、東京ドームシティーホールで『AKB48 久保怜音ソロコンサート ~わたあめランドへようこそ~』を開き、全28曲で駆け抜けた。
開演前の会場には久保から“差し入れ”ということでファンたちへ向けたわたあめが置かれ、ファンたちはさっそく『わたあめランド』にいざなわれる姿が。
1曲目は『最強ツインテール』から幕開けということで、ツインテール姿でパフォーマンスをスタートし、『初恋ダッシュ』、『太陽と散歩』、『トイプードルと君の物語』と、王道アイドルの楽曲たちでスタートを切った。
MCを挟んでは『さと散歩』なる映像コーナーへ。久保が上野動物園内をお散歩するという内容で、オカピに大興奮したり、キリンを見かけて「ゆきりんさん!」と呼んでみたりと満喫。そのなかで、「私もワンちゃんみたいにもふもふしたい」と言うと、犬耳コスで現れ楽曲『ラブラドール・レトリバー』を可愛らしく披露したりと、動物園内の動物と連動させる楽曲と衣装でファンたちを魅了した。
そんな映像のなか、食レポも行っていたが、イチゴ飴を食べた際には「わたあめから浮気しちゃう(笑)」と、心変わりしかける姿も。そんなわたあめにこだわる久保だったが、後のインタビュー映像では「わたあめは毎日出も食べてほしい」と大真面目に言うくらいの愛情を見せたり、好きな魚としてサバを挙げ「目の保養にもなる。これからもずっと食べたい」と言った割に、「サバとホッケが売ってたらホッケを買います」と、バッサリと言い切り笑いを誘うことも。
さらに、真面目なインタビュー内容では、今後どんな存在になりたいかへ、「自分にしかできないことを見つけて、ひときわ目立てるような、キラキラしたオーラを身に着けていけたらいいなって。唯一無二の存在になりたいです」と、宣言していた。
楽曲面では13曲目の『ごめんね、好きになっちゃって…』までは可憐な感じを見せていたが、14曲目『いらない ツインテール』からは、一気にハードな雰囲気に。バックダンサーもつくなか、結っていた髪をほどきグッと大人っぽい表情でパフォーマンス。そこから『カモネギックス』、『水の中の伝導率』、『誰のことを一番 愛してる?』まで、観客を前にバックダンサーたちと息の合った早着替えも披露し、目を引いた。
アンコール前ラストは、初めて久保がセンターになった楽曲で、落ち込んだりしたときに自分が奮い立つという楽曲『新しいチャイム』で、思い入れたっぷりの歌唱を見せた。
そのまま、アンコール明けで『黄金センター』を歌唱していたが、これには自身の思いが込められていたようで先日発表された57枚目のシングルの選抜に選んでもらったことにお礼を言いつつ、「選抜メンバーに選んで頂いたのも嬉しいですけど、いつかセンターに立ちたいと思って選びました。『AKB48』に入って、4、5年。センターというな夢もみなさんと一緒ならいつかつかめると思っています。みなさんに一生ついてくのでよろしくお願いします」と、ファンへ呼びかけ頭を下げた。
するとファンたちからプレゼントとばかりに、場内の客席のサイリウムが虹色に輝くという光景が。これに感激した久保は瞳を潤ませながら『虹の列車』を最後に歌唱し、笑顔にあふれるなか終演を迎えていた。